豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

限定特装版ドラマCD雑感

王家ファンの友人の厚意で、60巻限定特装版ドラマCDを聴くことができました(アリポーズで深謝)!
家人の寝静まった夜、ドキドキしながら暗闇でイヤホンを装着し、新生キャストによる王家ワールドに浸るのであります。
隠れOTAKU趣味を持つ身はツライぞよ。。。

以下、防備録兼私的雑感などだらだら書いています。
(なお、一部ネタバレしていますので、気になる未聴の方はご注意くださいませい。)


<CAST>
キャロル     沢城みゆき
メンフィス    梶 裕貴
イズミル     櫻井 孝宏
アイシス     朴 璐美
ミヌーエ     利根健太朗
イムホテップ   土師孝也
ナフテラ     よのひかり
ヒッタイト王   乃村健次
ミタムン     村 聖花
カプター     魚建
ジミー      財満健太
            ほか

ナレーション   榊原良子

<STAFF>
脚本       田沢大典
音楽       久石 譲
プロデューサー  安藤 岳
 
※収録時間 約62分

<付録>
描きおろしポストカード1枚
スペシャルガイド
(人物紹介、主要キャスト4名インタビュー)
 


■雑感
収録部分は1巻~4巻のヒッタイト戦終結後、キャロルが古代に留まることを決意するところまで。
途中ちょこちょことカットされている部分はありますが(セチ親子との出会いや一度現代に帰るところとか)、ストーリー上納まりが良い部分を約1時間のドラマにまとめてあります。
音楽がイラストストーリービデオのもの(久石譲氏作曲)をそのまま使ってあるので、オープニングからすっと入りやすい。

結論から言うと、意外と楽しめました。
もともとこのへんの話が素晴らしく面白いのですが、ハマっていたころの熱狂を思い出したりして。

可憐なキャロルは今風で若々しい声。堂々とした艶やかなアイシスも良かった(対ヒッタイト戦の前の懇願シーンにうるうる)。メンフィスは、最近見ている「アルスラーン戦記」のドス効かせすぎて声が割れ気味の銀仮面卿と被りまくって困りましたが、キレ系暗めメンフィスに新鮮な衝撃を受けました。対ヒッタイト戦あたりから、逆にこの必死な感じがなかなか良いな~と感じましたが。思い返せば、神谷明メンフィスって、随分カラッと明るかったのですね。ははははーーっと古代の王様らしく晴れやかに笑うのが似合うメンフィスって感じ。
イズミル王子はイケメンボイスというのでしょうか、「嘘をつくような唇は塞いでしまおうか」と迫る声が狙いすぎくらいセクスィで笑ってしまった。個人的にはちょっと鼻にかかって聞こえる声が気になる部分がありましたが、敵役王子らしい雰囲気あり。ただ、どうしても塩沢兼人イズミルと比べてしまうと、苦しいところ。塩沢イズミルの、あのクサいクールさは忘れがたいものがありました。アルゴンが評した「気取りかえった」という外見と冷静沈着にして豪胆な王子のキャラを過不足なく体現していると思うのです。

その他脇役について。
ミヌーエ将軍とナフテラ→イメージぴったりで、そうそうそうそう!!これこれこんな感じよね!と握り拳。
イムホテップ→嫌だーーーこれアラン・リックマンの吹き替えの声のひとじゃーーーイムホテップなのに濃い。
ウナス→出てない(泣)
ライアン兄さん→フツウ。
ジミー→旧キャストよりは若いジミー。でも相変わらず一言だけなのね。
ヒッタイト王→「なに?この娘をエジプト王が溺愛していると?」に笑ってしまった。原作も溺愛だったっけな。熱愛ならわかるけど。


このところ日本のアニメも見ていないし、最近の声優界隈にも疎く、何より、私自身が昔からサントラ収録のドラマとかイラストストーリービデオの類が、妙にこっぱずかしくて1度か2度しか聴いたことがありません。たぶん、私の想像力(モウソウ力)が2次元から3次元に飛躍できるほど豊かではないのでしょう。キャラクターの性格やビジュアルのイメージは確固としてありますが(だからこそ隙間話とか書いたわけですが)、声のイメージはそんなに確固たるものではないので、違ったタイプで聴いてみるのも面白いものだと思いました。

過去作品と聴き比べてみると、30年の時の流れを感じますね。
特にキャロルとアイシス。永遠の16歳はひとまわりくらい歳が違いそう。


王家の紋章 ILLUST STORY VIDEO - YouTube

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