豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 映画「キャッチボール屋」

監督:大崎章
出演:大森南朋 キタキマユ
   寺島進 水橋研二
   松重豊 光石研 ほか

2005年日本映画
上映時間:1時間35分
公式サイト⇒こちら

【鑑賞メモ】
10月21日から公開された。ちょうど初日は朝からあいていたので、新宿のK's Cinema(旧昭和館)に行ってみたら、二回目の舞台挨拶が観られるというのでチケットを買う(初回は既に売切)。
じわっとほんわかたるたるした(?)作品だった。お茶もって、ほけーっとみるには最高。リストラされて東京郊外の実家に帰ってきた元サラリーマン(大森南朋)が、ふらっと東京に出てきて公園で寝ていたところ、「10分100円」の幟を立てたキャッチボール屋にスカウトされ、いつのまにか消えてしまった彼の代役をしばらく務めることになる話。公園にやってくる常連さんとふれあううちに、どこか茫然としていた彼の気持ちも変わり始める。
ジツは、私が舞台挨拶で観たかったのは主演の大森さんである。数年前に吉祥寺で「アイデン&ティティ」を観たときに、脇役でちらっと出ていたこのひとを、うをっ!なにかいいぞ……と思ったことあり。地味なんだけど、じわじわと気になってくるのだ。まさにこの映画の彼がそう。とかいいながらあれからドラマ出演などは一切チェックしていない。最近保険会社のCMで見かけて嬉しかった。自己紹介で彼が「大森南朋(なお)です」というのを聴いて、ワタシは初めて名前の読みを知ったという……失礼だなおい。2回目上映前の舞台挨拶には監督と大森・キタキ・水橋・松重の5氏が来ていて、撮影中のエピソードなどをたらたらと披露してくれた。撮ったのはもう1年半くらい前のことらしく、しかも観客がこれから映画を観る人たちなので、ネタバレとか微妙に苦労した言い回しをしていたけれど、いい雰囲気の現場だったのだろうな〜という印象をうけた。紅一点のキタキマユさんは初めてみたけど、歌手?らしい。実物のほうがずっと美人だったぞ。そして、来られなくなった寺島進さんに代わって急遽かけつけたらしい松重豊さん(めちゃ背が高い!!)が、「ぼくら三人(光石さんと寺島さん)はおっさんのおばちゃんですから」と軽妙なトークで笑わせたり。短かったけど、けっこう楽しい舞台挨拶だった。それにしても司会の女性をどこかで見た気がするんだけど……ううぅむ。



帰りに寄った某喫茶店。ダンスホールではない。
時が止まったようなこの内装、ワタシは底の席が好き。