豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 映画「ドリームガールズ」雑感

Dreamgirls監督:ビル・コンドン
出演:ビヨンセ・ノウルズ エディ・マーフィ ジェイミー・フォックス ジェニファー・ハドソンほか
2006年アメリカ映画/上映時間 2時間10分
原題Dreamgirls公式サイト
【鑑賞メモ】
今夜は先日オープンしたばかりのシネコン「新宿バルト9」にて観て帰った。以前は新宿東映が入っていた古い映画館がいつのまにか取り壊されて、13階建ての立派なビルになっている。地階地〜7階まではマルイの売り場で8階にはレストラン(中野のラーメン青葉が出店してるのにビックリ)9階から上がシネコンという造り。そういえば世界堂に行く途中でいつも工事しているのをみかけて、ここ何が建つのかなと思っていたのだったっけ。開店したばかりだから館内どこもカピカ。オンラインチケット予約を利用すれば事前に座席指定できるので並ぶ必要もない(ただし一時間前に換券しないと流れるってのは早すぎ。後で気がついたが、1Fのエレベーター前に発券機があったのね。ぐやぢい)、女子トイレも広かった(水洗トイレの便座は人が座ると自動的に水流音が流れるし……立つとこれまた自動で流してくれるし……)。ロビーのエレベーターから見える夜景がとても綺麗なので、非日常に浸るにはよさげな映画館かなと。音響は、詳しいことはわからんが、やたらクリアというか、大音量というか……ねぇ。映画のほかにも、舞台作品の映像を大スクリーンで観られる企画(ゲキ×シネ)も力を入れているらしい。一昨年に渋谷のシネクイントでみたけどロックミュージカル「SHIROH」は脳内アドレナリン迸る出来で、とみに面白かった。


で、「ドリームガールズ」。
とっても良かった。めでたく今年一本目の☆☆☆☆☆映画遭遇に感謝だ。ジェニファー・ハドソン嬢、これまた受賞おめでとう。3月10日のNHKBSで放送予定の総集編を楽しみにしてるからねぇぇぇ。
私は去年のクリスマスにサントラCDを買って以来ず〜っと彼女たちの歌声をiPodで聴いていたので、画面で観るときはドキドキものだったなぁ。これからミュージカル映画出演者も歌って踊れて演技ができて当たり前になっていくのだろうか。それって考えてみるとすごいことだなぁ。私しゃ鼻歌でも無理なので、ひたすら圧倒されてしまった。
やっぱりエディ・マーフィ(彼の“顔が”嫌いで主演映画1本も観たことなかったスター。これからは好きになれそう)とジェニファー・ハドソン(画面からはみ出してるパワーが宜し)がまことにまことにスン晴らしい。新人に喰われたと言われている歌姫ビヨンセだって負けてなかったと思うぞ。ビョンセ演じるディーナは何事も海のように受け容れてしまう女性なので、なるほど個性がないように見えるんだけど、リードボーカルで歌いだすとやっぱ目を奪われる。そのディーナも、最後の最後で殻を破り、敏腕マネージャーである夫(ジェーミー・フォックス)の元から飛び立つところはうるうるしてしまった。ビヨンセのクルクル変わるカツラやファッションなんかも目に楽しいったらありゃしない。特に、劇中のクレオパトラ扮装は、あまりに似合っていて絶句もの(クレオパトラというよりも、あの骨格はネフェルティティタイプだと思うが)
作品賞にも監督賞にも絡まなかったけど、この映画はイイ。映画館で観なきゃ!