豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

5月以降に観た映画

つぐない ★★★
長江哀歌 ★★★★
一瞬の夢 ★★
インディ・ジョーンズクリスタルスカルの王国 ★★★★★
幻影師アイゼンハイム  ★★★
シークレット・サンシャイン ★★★★
ぐるりのこと  ★★★★★


「ぐるりのこと」が素晴らしくよかった。生きててよかったなぁと思う個人的に激烈お勧めの1本。今日の幸福感は、たぶんこの映画のおかげでしょう。

インディ・ジョーンズ」はぁ〜エンターテイメントとして文句ない出来。楽しかった!前半の反共風潮を押し出したなんだか陰鬱なトーンにはヤな予感がしたが、中盤からアメリカ脱出するのでOK。冒頭のエルビスといい50年代の雰囲気がものすごく出ているところとか、さすがだ。霧のなかからバイクに乗って登場する彼、あのファッションはまんまマーロン・ブランドが一世を風靡した「乱暴者(あばれもの)」だよな(ポートレートしか見たことないが→参照)。ところで黒髪ケイト様のブーツに踏まれたいのですワタシ。とにかく観ている最中は楽しくて、森の中のおっかけっこにハラハラして、某J評議会室のようなあの神殿とか、あのラストとか、あんたら好きなもの全部ブチ込んだね!?と笑いそうになった。

「長江哀歌」は、ユンファに憧れる青年のエピソードが切ないわ。。。

シークレット・サンシャイン」は、ソン・ガンホ目当て。しかし、宗教ネタになる中盤がすごく辛くて参った。作り手が救いはそこにはないよと言いたいことははっきりわかるだけに、主人公が絶望の淵にたたき落とされるのは目に見えている。人を救ったと無邪気に信じている輩の、あの優越感たっぷりのほほ笑みの不気味さといったらない。

「幻影師アイゼンハイム」トリックのすごさを描写しようとして、丸きりCGにしか見えないのがビミョー。エドワード・ノートンは決して嫌いじゃないが、ああいう純愛の人なキャラは彼にぴったりハマっていない感じがするんだ。どっちかというとものすごい冷酷なキャラで観たいひと。それこそ幼馴染を奪われたら、にっこり笑って帝国ごと破壊するくらいの破滅型で。