豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 秋田二日目

秋田市にやってきたらココへ行かねば〜というわけで、朝も早よからいそいそと秋田市民市場へ。(といっても市場は5時から開いているのだが)

まずは腹ごしらえ、で定食でも食べようかと数軒ある食堂の朝食メニューを覗き込んでいると背後から
「ねーさん、そこのラーメンがおいしいよ」
と、掛け声が。振り返ると、買出し中と思しきおっちゃんが厳しい顔で立っている。朝から喰う気漫々のスーツ女に哀れを覚えたのか、おっちゃんは重々しく私の目の前のラーメン屋をビシッと指差した。
たしかに中華そば系のラーメン屋がありますな。(支那そば 伊藤
「ラーメンですか・・・はぁ、でも朝から(この時点で朝7時半)ラーメンって入りますかね」
そんなこと他人に聞くなよという質問で独り言するワタシ。
しかしおっちゃんは悠然と頷き
「大丈夫だよ。言っちゃあなんだが、ここ以外はダメだね」

あらら、まぁそう?
メニュー写真を見ると、ここのラーメン(というか支那そば?)は澄んだスープのあっさり系のようである。
おっちゃんの断固たる顔と、朝から肌寒い天気に負けて、私は暖簾をくぐり、朝餉に一杯の温かい支那そばにありついた。ちなみにこの時客は私1人である。

おっちゃんのおススメは、期待を裏切らず大アタリ。
きれいに澄んだスープは、すぅっと寝起きの胃に入るあっさり味、魚臭くもなく上等に美味しい。麺はもそもそぷるぷる系のちぢれ系でぺろっと平らげてしまった。懐かしい味がする。うましうまし。
ふと壁を見れば「お土産にどうぞ(一袋350円)」の張り紙が。

む、土産か・・・・どうせ買うならこれにするか。
即断で二袋買い求める。
マスターが、「チャーシューの切れ端だけど、おまけしておきます」というのもキャァ(☆殴)。

その後、ぷら〜っと場内を流し歩くと、早朝とはいえけっこう買い物客がいるもんだ。ワタシは前回も、その前も買い込んだ乾物屋さんにて、昆布をどかっと大人買い。果物も買おうかなと思ったが、リンゴはまだ早いのか、あまり種類がなく、今回は見送ることにした。
ええい、クール便で送ってしまえ!とばかりに、ここで土産(と自分用)を買い込む。以前食べて美味しかった雲平鯛(和菓子)、小ぶりのイチジクの自家製甘露煮、昨日買った梨、お菓子、さっきの中華そば、比内鶏肉味噌etc.

八百屋さんの店先に、見たことのない形の野菜?がある。
豆のような実がついている不思議な・・・なんじゃこりゃ。

「これ、なんですか?」
「みずよ、山菜ね。食べたことない?」
「ないですね。初めてみました。どんな味ですか?どうやって食べるの?」「さっとゆがいて、めんつゆにつけて食べるのよ。おねーさんどこから来たの?」
「生まれは○○です」
「あらそー観光で来たの?」
「いや仕事で…」
 そうなのだ。これから仕事が待っているのに、買出しにうつつを抜かしているなんて、上司にバレたらたいへーん(汗)
 でもでも正味40分くらいでホテルに帰って、ちゃんと間に合いましたからお許しくださいませぇぇ(ありポーズ) 
 市場ではチャーシューの切れ端(ナルトも入れてくれていた)や、お菓子や他にも、いろいろオマケしてもらって楽しかったなぁ。
 帰宅後、教わったとおり「みず」をゆがいてみたら、色が綺麗な緑色に変わってびっくりした。味はほとんどないが、歯ざわりがシャリシャリしてよい。

そして、温泉まで入って帰ったり・・・
秋田市内中心部からバスで15分ほど行ったところに、天然温泉に入れる施設が(秋田温泉)がある。ここの湯は、匂いはしないが、ちょっと黄色がかったぬるっとした感触で、気持ちがいい。いつもは夜、終バス頃に入りにきていたので、こんな真昼間の昼風呂は初めてだ。

温泉前で日向ぼっこしていたノラをからかったら、ものすごく怒られた。ごめんねぇ。

帰りの車中でとろとろと、気がついたら仙台だった。