豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

婦人科での内診について雑感

寒い日が続いていますね。
今日はちょっとシモの話をば。

2日ほど前、はてなでちらほら話題になっていた婦人科での内診についての記事を偶然目にして、それから幾つかはてな界隈で言及されていた関連記事を読みました。

私自身、ここ何年か婦人科にかかることが続いたので興味深い話題でした。
婦人科の内診台には何回も乗りましたが、毎度緊張します。
相手はプロなんだから、性器見られても平気でしょとかいう理性的説得は無駄無駄無駄。
いやいやいや、髪や皮膚と性器みたいな超プライベートゾーンはさすがに違いますよね!?
内診を受ける時、理性では克服しがたい、感情面での拒絶感、無力感が常にあります。まるで自分が家畜か、ロボットになったような気がする。というか、私は家畜、私はロボットとでも考えないとやりきれないという感じ。
(いつも、あーここは歯医者と同じ、私はいま口を開けているのよ〜そうよ〜恥ずかしくなんかないわ〜早よ終われ〜!!と念じながら脚をひらいています)
治療によっては、医師の問診の前に内診という場合もあり、顔を合わせるより先に性器を見られてカーテン越しにご挨拶、なんてこともありました。これも最初は魂消ましたが、悲しいかなそのうち慣れました。

幸い私が今まで診察を受けた医師からはトラウマになるような酷い言動をされたことはありませんが、どんなに優しくソフトな物言いをされようと、内診に臨む時、心のハードルは高いままです。
男性医師、女性医師ともに半々くらいの割合で診察を受けていますが、女性医師だから安心というわけでもないし(器具の扱いが荒っぽくて痛かったり)、枯れた年齢の男性医師だから平気でもなかったし(沈黙が怖いというか)、逆にエネルギッシュな壮年男性医師の方が緊張を和らげるような軽い語り口で安心させてくれたこともあったりして、こればかりは医師の人柄と相性によるのかなぁと思います。
結局、婦人科でどんな医師に当たるか、更にその医師が自分に合うかは、あの非情な内診台に乗ってみないとわからないという部分が問題なんじゃないかしらん。
何しろ、大抵カーテンで仕切られた薄暗い狭い室内で、ひとり下半身剥き出しで両足をおっ広げて待ってなきゃいけないことに加え、緊張で脚はガチガチなのに力を抜いて〜と太もも叩いて注意されるわ、尻の部分の支えがなくてスースーするし、カーテンで仕切られて医師側の様子がわからないし、挿入される器具は大抵冷たい。

この高い心理的ハードルを、特に初心者に乗り越えて来いというのはキツイと思います。

私はいまアラフォーですが、あれ(「羞恥椅子」と友人は呼びます)に初めて乗ったのは30代になってからでした。
それまで婦人科にかかることがあっても問診や腹部エコー(腹部にゼリーを塗って診察するやり方)で済んでいたのですが、健康だった母が癌になったのをきっかけに子宮頸がん検診に行かなくちゃと思い詰め、意を決して検診を申し込んだのでした。
無自覚のまま癌で死にたくなかったから。
とはいえ、さすがに初めての内診には抵抗があったので「女性医師が診察します」と明記されている機関で受診しましたが。

個人的には婦人科の検診は、受けるべきと思います。
でも、できるなら将来的にはもっと簡易な器具で、せめてもう少し羞恥心が薄れるような方法で診察ができるようにならないものでしょうかね。
痔の薬かタンポンみたいに、自分で挿入できるタイプとか。
実現してくれたらノーベル賞差し上げます!(何様?)