豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

味の迷宮 魅惑の地中海料理


私はあまり右から左へ雑誌を買う人間ではないけれど(ちなみに月刊姫誌は…私にとって単三電池のようなもの?)、先日この「ELLE a table 9月号」なんてものを買う。もともとは、中東ぶらぶら回想記さんが紹介されていた記事を覚えていたのだが、実物を本屋で見かけて手にとってみたところ、これがなかなか面白そうだったので。


味の迷宮 魅惑の地中海料理特集なのだ。


地中海料理
ヨーロッパ側はパスして、トルコ・ギリシャ・レバノン・エジプト(!)・チュニジア・モロッコ料理が紹介されている。しかも掲載されている料理写真が夏らしくセンス良くて、美し〜いのだ。家でゴロゴロしながら寝る前にうっとり眺めていると、実に旅心をそそられる。ちょっとオシャレしたい女性向けグルメ情報誌ってなかんじだろうか。玉川高島屋で限定スウィーツ・フェアとかに興味ある人が買うのかもしれない。この雑誌、発行元がアシェット婦人社だと気づいて、ああなるほどと思ったのだけど、ここが映画雑誌「プレミア日本版」を発行していたときも、私は毎号買っていたのだ。なぜって毎号数ページ分の記事があった俳優のポートレートのセンスが好きだったから(そういう意味では、MOVIESTARその他映画雑誌は全く食指をそそられぬ。ムードがないのよ。紙はすべりが悪いし、アングルも平凡で、いくら被写体が美形でも、写真としてクールじゃないのはいただけない)。

巻末には切り離してカードに出来るレシピつきなのも嬉しい。現地で食べられない(というか食べたことがない、というのが正確)料理だったら、せめて作ってみたいとササヤカな野望を抱くのが、食い意地張った私なのだ。そして「関東・関西にある地中海料理が美味しい店27店ベストガイド」なんて記事を眺めながら、こういうのは大勢集めて行かないと楽しくないのよね〜と涙にくれるのだ。たかが水の広告かと思うなかれ。有名シェフがレシピを手がけた料理写真は、目にも鮮やか、なにやら体にも良さそうに仕上がっているのを見て、思わずアルカリイオンの水ぺっとボトルを買いそうになるのである。でも作るのはオーベルジュ・フレンチではなくて、冷やしうどん(トマトどっさりゴマダレ)よ。


もう一冊、地中海料理(だけじゃないけど)を知った本。

トルコで私も考えた 2 (ヤングユーコミックスワイド版)

トルコで私も考えた 2 (ヤングユーコミックスワイド版)

トルコ人の男性と結婚した漫画家、高橋由佳利さんが日常をつづったエッセイ漫画である(ずっと昔「私はサボテン」とか読みましたわ…)。もう10年位前からこれいいよ〜評判を聞いていたのに、今頃やっと2巻だけ読んでみた。高橋さんがトルコで暮らしていたときの濃い〜〜ぃ家族ネタも面白かったが、楽しそうな料理レシピに釣られてピーマンのドルマ(肉詰め)なんて作ってみるのだった…。以来、我が家の作り置きドレッシングの定番は、ヨーグルトに摺ったニンニクと塩とミントを入れたやつである。肉料理、揚げ物とかにかけて食べると美味しい。ヨーグルトはあまり好きではなかった私だけど、このトルコ風のヨーグルトドレッシングはイイ!

とかいってると、天高く肥ゆる秋がやってくるのだよ。