豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 K-19 the Widowmaker (Score)

K-19 the Widowmaker (Score) いやぁ、捜した捜した。このスコア盤はいつの間にやら廃盤になっていたので、取り寄せ不可で3度涙を呑む。結局、中古が手を打てる値段で出品されていたので捕獲した。作曲者は「タイムマシーン」「グラディエーター」「パイレーツ・オブ・カリビアン1」の音楽を手がけた、クラウス・パデルト。
いいね。すごく良い。
血湧き肉踊るような「パイレーツ〜」も良かったけど、私はこっちの暗くて重いのも好きだな。
青く冴えた月光と、骨に沁みる冷気をしんしんと感じるね。
薄暗く冷たい海の底にゆらゆらと響き渡るような、哀愁のテーマ曲がいい。
バックに流れる重厚なロシア語の合唱もたまりません。演奏はTHE KIROV ORCHESTRA AND CHORUS やっぱり。
冷戦時代、ソ連の原子力潜水艦に起こった悲劇の事故を描いたこの映画自体はさほど好きな作品ではない。何しろ全体的にトーンが暗め。それに、ソ連ものなのにハリソン・フォードリーアム・ニーソンというハリウッドスターが出てきて英語でペラペラやりだすと、そこはかとなくヘン。セットとか衣装なんかはとてもいいけど。でも、これで初めて観たピーター・サースガード(学校を卒業したばかりの若い原子炉担当士官の役)を、あら♪このひといいなと思った覚えあり。女優のマギー・ギレンホールジェイク・ギレンホールのお姉さん)と結婚して、もうすぐ子どもが生まれるはず。よかったね。