豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

  映画「レディ・イン・ザ・ウォーター」雑感

Lady in the Water監督:M・ナイト・シャマラン
出演:ポール・ジアマッティ ブライス・ダラス・ハワード ジェフリー・ライトほか
2006年アメリカ映画
上映時間 1時間50分
公式サイト


ないことを願って作ってなかったのだが、仕方なく[☆映画]カテゴリを新設することになってしまった。嗚呼。
「サイン」や「ヴィレッジ」がどんなにボロクソ(?)に罵られていようが、私は心に傷を負った主人公が人生に対してもういちど踏み出そうとするのを後押しする話をずっと描いてきたこの監督のセンスが好きなので、ネガティブな批判はわりと聞き流していたのだが、今回の新作は正直キツかった。もはや「シックスセンス」級のあっと驚くどんでん返しなどは全然期待していなかったにせよ、この物語は、あくまで寝物語に父が娘たちに読み聞かせる絵本でよかったのではないかとすら思う。なんつーか、セリフで全部説明しないでくれというかんじ(作中の映画評論家が同じような批判をしてたが、自虐ギャグなのだろうか)。しかも、未来の偉大な統治者に多大な影響を与える思想家という役どころを監督本人が演じるのはいかがなものか。。。水の精役のブライス・ダラス・ハワードのこの世のものならざる感じとか、世捨て人なポール・ジアマッティのそこはかとないセックスアピールとか、いいところも沢山あるんだけどなぁ…というわけで、監督、次行ってみましょうか。。。