豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

三浦しをん「人生激場」

人生激場借りてきた。しかしこのエッセイって電車の中で読むには激しく不向きかもしれない…私が何度も吹き出したり、くすくす笑っているので隣のお兄さんがヘンな顔をしていた。この人の語りはカッとんでいる。天馬空を行くが如し?その天馬は白くてキラキラしてて、でも載ってるのは乙女ひとりだったりするのだ。本書は2002〜2003年にかけて、週刊新潮に連載されたエッセイをまとめたものだそうだ。しをんさんのリアルタイムでのカーン様(言わずと知れたドイツ代表のGK)萌え萌えぷり、アラゴルン爆走妄想っぷりが素晴らしい(笑)なかの一章「あってもなくても」というくだりに、

「マンガを読んでも追いつかないほどの超弩級の不調の波が襲われたとき、私はどうやらハーレクイン小説を読みたくなる。しかも読むのは「ハーレクイン・ヒストリカル」と決まっている。」


とあって、なるほど「ロマンス小説の7日間」のあかりさんは、著者の分身だったか、胸毛描写の訳がどーたらというのは実感だったかとこれまたおかし。略歴をみると、連載中のウェブマガジンのサイトが載っていた。リアルタイムで読めば面白いのだろうけれど、私はたぶん見に行かない。三浦しをんさんとは、なぜか本でお付き合い気分なのだ(といっても図書館頼りだが…)