豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

「大英博物館 ミイラと古代エジプト展」(国立科学博物館)

これが何かというと、3D シアターでもらった専用メガネと出品目録・チラシ&お土産。特製缶入りクッキーとミニメモ帳なんである。クッキーにはヒエログリフ柄が入ってるわ、缶自体も三パーツに分離できる。それがどーしたと言われそうな代物だが、ワタシは缶とか壜とか綺麗な箱になぜか弱い体質なので、ついふらふらと買ってしまった。メモパッドは、展覧会のイメージキャラ(?)の絵が可愛かったのでこれもついふらふらと。文具にもあたしゃ弱い。映りが不明瞭になってるが、このメガネは古代エジプト人風アイシャドウが描かれているというお茶目な代物なのだ。メガネの上からでも掛けられるようになっている。掛けた写真をUPしようかと思わないでもなかったが、実はホムダイの呪いのかかった身なので、同行者の友人と顔を見合わせて笑いあったことのみご報告しておく。

秋に「古代ペルシア展」が開催されて観てきたばかりなのだが、今度はエジプト展がやってきたというので、紅葉見物ついでに上野へ出かけた。しかもこんどの企画には、主催に国立科学博物館が入っているらしく、なにやら期日指定制の3Dシアターがあるとか。前売りを友人にとってもらって、10時半の回に入る。シアターに入る前に、3Dシアターとは何かという説明アニメを五分くらい立ち見させられるのだが、これがけっこうまとまっていてわかりやすかった。そのあと、シアターにわらわらと入場して二十分ものの3D映像を鑑賞する。

今回の展覧会の主賓(ミイラ)、月神コンスに仕えていた神官ネスペルエンネブウのCTスキャンから得られた情報(病歴とか)から生前の彼の生活ぶりなどを推理していく内容になっている。ワタシは3D映像を生まれて初めてみたので、目の前にミイラ棺が浮かんでいたり、頭の中を覗き込まされているような映像にはただただビックリした。んでもまぁ、一番ビックリしたのは、骨格から復元されたネスペルエンネブウの顔がニコラス・ケイジに酷似していたこと。展示品は適度な数で、そんなに混んでもいなかったので見やすかったと思う(人数入れ替え制の利点だろうか)。美しいミイラ棺(ミイラ入り)も、銘文の解説が丁寧に書かれてあって、じっくり見られて満足。展示品の中にアメンへテプ2世の頭部像があったが、これがナカナカの美男子だったので、じぃぃっと見入ってしまった。トトメス3世の後を継いだ王様らしいのだが、体力自慢タラタラの碑文を残すほどスポーツマンだったとか。古代エジプト人って、なんつーか、死後のことばっか考えてるくせに妙に明るく楽天的なとこが好きだ。

上野の科博本館は現在改装中なのだが、「エジプト展」のチケットで地上5階地下3階まである新館の常設展も見学できる。最初は5千年前の世界に感心していたワタシだが、閉館時間ギリギリまで常設展で大量の剥製やら三葉虫の化石やらティラノやらネアンデルタール人やらビッグバンや零式戦闘機まで見て回ったものだから、帰りは頭がクラクラしてしまった。まさにあれは壮大なタイムトラベルだなぁ。

お昼も館内にあるレストラン「ムーセイオン」でとる。私が頼んだのは「恐竜フットバーグ」(切り込みが入っていて足に見えなくもないかな〜笑)ここは上野精養軒の支店なので、お味もきちんとした洋食である。今なら「ミイラと古代エジプト展」スペシャルランチ ¥1,600(クリームスープ/魚介類のクリームソース   サフラン風味 ピラミッド風/パン又はライス/デザート コーヒー)が食べられる。他にも恐竜の卵とか、草食スパゲッティ、肉食スパゲッティなんて子どもと一緒に楽しめそうなメニューあり。

とっぷり日が暮れた帰り道。
クリスマスシーズンだからか、国立西洋美術館前もライトアップ中。