豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 雑談4

お待たせしました(?)続きです。
しかし、まだまだこの先が長いので、今年はキリキリ行きたく存じます。
これでもまだ1巻分終わってない、というか、ジュリオと朝子の抱腹絶倒波瀾万丈純愛物語はまだまだ序の口といったところ。「僕の注文はキミ」という迷セリフで私をのた打ち回らせてくださったジュリオ殿下の行動は更にヒートアップしてゆく。「ヒロインと運命の恋人はどちらも必ず大怪我する」という細川マンガワールド法則が早くも発動しているし。あ、そうそう「恋敵は必ず逆恨みする」という法則も然り。恋惚ジュリオの潔癖ぶりにも純情女刺客の視野狭窄ぶりにもおいおいおいとツッコミたくてたまらないが、細川マンガではこの破調を楽しめなきゃダメなんだわきっと。これから、二人の愛の前に立ちふさがる最大の障壁、ジュリオの母(オーストリィ王妃)の存在感がだんだん増していくのは、読んでいて面白いところである。強く、賢く、政治的にしたたかな女性だ。アイシスが去り、主役二人が文字通り頂点に立ってしまった「王家」のエジプトには、こういう敵キャラが存在しないしなぁ……敢えて引っ張ってくればナイル河か(笑)?
背景的にツッコミたい点は愛の泉に沈んだコイン並みに沢山あるけど、なかでも、このへんの最大の謎はジュリオはどうやって日本に入国したのかということだろうか。「日本の警察にわたしが秘密裏に来日していることがバレては〜」と焦っているセリフを観て「『ディズニーランドに行きたかったんです』と釈明すれば速攻国外退去させてくれるよ」とかチラと頭を掠めたが、まだ開園前だったわい。