豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 連載30周年記念王家の紋章公式ファンブック(長)

 
連載30周年記念王家の紋章公式ファンブックどうにもこうにも好奇心野次馬心ムラムラとやみがたく、とうとう新刊書店で1冊捕獲。ネットで先行告知されていた表紙画像見たときも思ったが、実際手にとってみるとロゴのあたりの配色がなんか野暮ったい。30年たってもガンとして装丁を変えない本編コミックスと、せめて色違いにしてくれようという意気込みは嬉しいが、ピンク×ムラサキはなぁ……しかもブルーのレース縁取りってクドすぎやしないか(さりとてクドくない王家がどこにあるのかと…あか抜けた装丁の王家自体あんまピンとこないが)


ファンブックの内容は、プリンセス誌2005/2006年新年号の特別付録として発行された「王家ナビ」と「王家ナビ+」の総集編。ぷらす、1〜2年も前の企画なので本編進行に合わせてちょこちょこっと手直しされている気配あり。さりげな〜くマシャリキ青の王子の出身地アビシニア王国=シバの女王の国ってのが変更されてたりとか。プリンセス誌上でパズルクイズ企画に合わせ「ラブラブ王家」に掲載された秋田系マンガ家さんからのお祝いイラストカットが全部収録されていたりな(全部とってある痛)。そういう意味では、取捨選択の妙を楽しめる。両雄嫁バカ丸出しの惚気クイズとか、ファン投票結果などは収録されていなかったが、ナビ巻末収録智栄子センセーのインタビューまで外すのはいかがなものか。あれはあれで貴重な資料でしょうに。それでいてスぺシャルに描き下ろされた巻末の愛猫日記を読んでいる最中、久々に我が眉間がプチっと音を立てたのが聞こえる始末。はー体に悪い。

更には、キャラ紹介欄にインダスのシンドゥ太子とかおまけのネウロイ人まで加えられていたりするのは、もしや52巻コミックスを待ってくれていたファンに対する更なる餌かと悩む。青の王子マシャリキの名前の由来=「古代エチオピアの中部、タナ湖から流れるナイル河の源流の一つ、青いナイル河の地を治める王子だったので、青の王子と呼ばれる」とある。え”っ!そーなんですか。じゃあ白の王子とか居るのねスゲー!?とか、こんなセリフ声に出して言えるか〜「ただ一人の姫救えずしていかで万民を守れようぞ」とかほざく権力濫用王子に選挙で投票なんかするわけないだろとかブツブツ言いつつめくりながら、あれなんかどこか違う?と思いつつ読み進み、途中で気付いた。見開きがナビとは逆なのねコレ。ナビは横書き文に合わせたのか、左→右へ読む本だったが、この公式ファンブックは本編コミックスに合わせているから、右→左へ読まねばならない。挿絵として使われている本編カットのセリフは縦書きだからこれでいいんだろうけど、なんだかゴチャゴチャして読みにくいんだわ。解説も縦組みにしてくれたらよかったのに。まぁ、それより肝心なのは中身。

腐っても『王族』などと呼ばれたくない私などから言わせてもらうと、コミックスを持っていないので、この公式ファンブックに収録されたカットを眺め、あら懐かしい〜ここの衣装好きだったのよね〜とか寝転がって和むぶんには重宝ではある。
例えば、毒にも薬にもならなさそうな脱力占いコーナーもそこそこ楽しい。恋愛以外ハッピー度100%にして危険に巻き込まれる確率魔女キルケー並、アタシにピッタリのパートナーはバビロンの王さまで、ピンチの時はウナスに頼れとか言われる始末。ああそうかいそうかい。どうせあたいは愛の砂漠で乾き死にかけてる逃亡奴隷さお坊さん。どーでもいいことだが、タヒリはビアの王女だろうに。一字違いで大違いに爆。カーフラの縁者か?

エジプトメイク実践コーナーも新設したのね(あそこもカラーだったらよかったのに)かくいう私も子どものころ、こっそり母のアイシャドウ借りて目の回りに描いてみたことがあるが、まるで孔雀のお化けみたいになって以来あっちの世界の人のお化粧に憧れたことはない。口絵としてカラーイラストが6枚収録されていたのもまぁ嬉し(イラストの選択については大いに不満だが!)。王家世界の舞台背景紹介として、現代の該当地(遺跡)の写真もかなり収録されているのだが、この値段(630円)の本では仕方ないかもしれないが、すべて白黒写真なのは残念。王家グッズコレクションだって歴代グッズを総カラーで見せて欲しかった。その辺はマニア的楽しみだが。

で、裏返してワタシは思わず仰け反った。


特報 「王家の紋章 イラスト集」発売決定(今冬予定)
詳しくは月刊プリンセスを見てね♡


うわぁ。マジで出るんだ……しかも今年か。
ずうっとイラスト集欲しい出して出してと暗に陽に言い続けてきたのだが、とうとう出るか。この時期に出す動機とか背景とかもう勘ぐるとどんどん人間が爛れていきそうだから、この際素直に嬉しい!と言っておきまする。だってこの絵はやっぱり好きなんだもの。あっは〜ん嬉しやな〜