豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 今週は古代文明番組目白押し

日テレの古代エジプト特番は4時間もあるので録画へ。
エネルギッシュなザヒ・ハワース博士には、昨夜ディスカバリーChのハトシェプスト特番(参照)でたっぷりお目にかかったから。。。。
すげーよカイロ博物館。収蔵品数15万点!館内にあるのは収蔵リストで判っているのだが、それがはたしてどこに展示されているのか掴んでないものも沢山あるらしく、博士を先頭に皆が館内を右往左往しながらミイラやカノポス容器を探す探す。まるで宝探しのようだった。ワタシは建築家セネンムゥトはハトシェプストの愛人だったに違いない!と密かに思っているのだが(それってただの主従萌え…)、娘のネフェルウラーさえ早死しなければねぇと、男系承継を確立するため甥っ子によって事跡を抹消された偉大な女王に思いをはせてみたり。

【追記】
先ほどちらっと録画冒頭部分をみていたのだが、ハワース博士=エジプトのインディ・ジョーンズと呼び始めるのはまぁいいとしてだな、バックにインディ・ジョーンズのテーマ曲をガンガン流すのもまあいいとしてだな、博士の声の吹替えに村井国夫氏を当てるのは悪乗りがすぎるだろ!目をつぶって聞いているとそこにいるのはハリソン・フォード!?と思っちゃうじゃないか(でもまぁよく考えると両者年齢的には変わらないのだが……)
【追記2】
最後まで見たが…あの家系図は間違ってると思う。トトメス3世の息子のアメンホテプ2世を産んだのは(ハトシェプストの娘の)ネフェルゥラー王妃ではない。アメンホテプ2世の生母は、メリトラー・ハトシェプスト王妃というひとで、名前はちょっと似てるけどハトシェプストとは血縁関係はない。だから、ハトシェプストの血筋はアクエンアテンとかツタンカーメンには伝わってないはず……なんだけど、新説でも出たのかいな。


それはさておき、今夜はTBSの「キャノンスペシャル 古代文明ミステリー 幻のアンデス帝国」を見る。ナビゲーターが俳優の松田龍平というのも、なかなか面白いキャスティング。クスコでインカ時代の遺跡を前にしてもなんか終始クールな彼ではあったが、3000メートル級の山の上にあるインカ時代の都市遺跡(チェケキラウ/『黄金のゆりかご』という意味だそうな)にたどり着いたときはさすがに感激していた(ように見えた)。あそこに日本のテレビカメラが入るのは初めてだそうだが、いやぁ、あんな空に近いところでよく大勢が暮らせたものだなぁと技術の高さに感動してしまった。その他、「プレ・インカ」といわれるシカン文明絡みの最新発掘レポートまで触れてあって興味深く見られた。シカンが私の視界に入ってきたのはごく最近のことなので、知りたいことは一杯あるんだな。
NHKスペシャル  失われた文明 インカ・マヤ マチュピチュ 天空に続く道ただ、番組全体としてみると、7月に放送されていたNHKスペシャル中南米文明番組ほうがよく出来ていたように思う。BGMもちゃんと作ってあったし(民放番組だと、どうしても既製の映画サントラとかをツギハキするので、なんでここでパッションなんだ!今度はキングダムオブヘブンかよ!とか気が散るのが嫌なワタシ)NHK特番のほうは、アンデス地方にもともとあったミイラ崇拝文化をインカ帝国が巧みに領土拡大に利用していったこと、そしてのちにこの地方がスペインの支配下に置かれキリスト教化されても彼らのミイラ崇拝は根強く残り続けて今に至ることまで俯瞰してみせ、歴史モノとしては一本筋が通っていて面白かったなと思う。まぁ、今夜の番組は、途中で度々CMが入るのにウンザリしたってのも大きいかもしれない。


なんだか今週はインカ強化WEEKなのか、28日(金)の夜もテレ東でインカ番組があるらしい。

インカ帝国最大の謎 ついに発見 聖なる黄金の都パイティティ」
番組公式サイト
ナビゲーターは吉川晃司。死ぬ気でマチュピチュ行ってきたとのこと。
熱いな。