豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 CHICAGO点描

昨夜、NHK−BSをぽちっと点けたらば、ハリソン・フォード主演の「逃亡者」を放送していたので、ほほぅと見入ってしまった。リチャード・キンブル医師(ハリソン・フォード)が、とうとう妻を殺害した真犯人をホテルの上に追い詰め、強面ジェラード連邦保安官(トミー・リー・ジョーンズ)や市警も駆けつけて、広大な夜景をバックに大捕り物となっていた。
後でガイドブックを読んで知ったのだが、舞台となったあのホテルは、シカゴ市内にあるヒルトン・ホテルだとか。もしやどこかに映ってないかしらん、と旅行写真を漁ったら、これが出てきた。シカゴの市内にはこういうヘンテコなオブジェがあちこちにあるのだが、なかの一つを撮った背景にヒルトンホテルが映っていた。上階部分が白、下が茶色のツートンカラーの建物がそれ。

左端に映っている、黒いビル(シアーズタワー)の展望台から見た夜景がコレ。NYでもおのぼりさん定番のエンパイアステートビルで夜景見物をしたが、感動が大きかったのはシカゴのほう。どこまでも広がる光点に「さすがだ…これぞアメリカだよ…」とわけもなく圧倒されてしまった。

シカゴといえば摩天楼が有名な街らしい。

確かに、湖畔から街を眺めると、なかなか美しいなぁと感動(極寒だが)。

なぜか公園内を鳥がのし歩いていたり……君は水鳥?

シカゴ美術館公式サイト)正面。ライオンは外せない。

スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」がここにある。寄贈者の意向で、門外不出の品なんだと。

デスパレートな妻たち」のオープニングでお馴染みの絵。脳内にはテーマ曲がぐるぐる、今にも二人の目玉が動くんじゃないかとじ〜っと見入ってしまった。まさかね。


市内散歩中に出会ったミュージカルにでも出てきそうな劇場。近々、ジェニファー・ハドソン(「ドリームガールズ」で助演女優賞を受賞)がここで公演するらしかった。いいなぁ、“エフィ”の歌を生で聴けるなんて!

何の変哲もない階段だけど、わたくし的には素通りできなかったので、渋る連れを引きずって見に行ったスポット。ユニオン駅構内にある。ブライアン・デ・パルマ監督の「アンタッチャブル」で使われた階段がこれ。ケビン・コスナーVSマフィアの銃撃戦の中、乳母車が階段を落ちてゆくあのシーンの場所がまさにここなのだ。意外と小さい階段で、下から見上げるとびっくりする。

シカゴ、といえば肉が美味しいのでも有名なんだそうだ。そういうわけで、「ステーキ喰うぞ!」と叫ぶ連れカレブ(仮)に引きずられて、市内の老舗ステーキハウスでの晩餐写真。
店内の壁一面に、めかし込んだ新旧おっさんたちの写真が貼られてあり(食肉業者組合のメンバーの写真とか)、あ、このひとデ・ニーロに似てる!?などと盛り上がるのだった。ほぼ私の足くらいのサイズがあったこのステーキ。もちろんワタシは嬉々としてく喰らいついた…が、この肉、何の味もしない!?二人とも首を傾げながら付け合せの白いソースに漬けてみたり、ポテトと合わせてみたりなどと四苦八苦しながら4分の3まで平らげた。ワタシはとうとう我慢できなくなって卓上に用意されていた塩コショウを振った!そうすると!!
ウマーーーーーー!そぉよぉーーーこれが肉の味よぉーーーーーーーー!!
という体験をした。個人主義のお国って、料理の味付けまで徹底するのね。