豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

有隣堂へ行ってきたははは

昨日朝から暑かったので、職場にワンピースなんぞをうっかり着ていったらば、「あら〜ドレミノフ(仮)さんなのに珍しい!デェト?」とパワハラ(笑)まがいの質問攻めに会う。
いやぁ〜そんなことあるわけないじゃないスか。デェトどころか、帰りにAKIBAに寄って王家イラスト眺めて帰るんスよ…とは口が裂けても言えないので、笑って誤魔化すワタシであった。苦苦苦。
本当は先週の日曜に散歩と買い物がてら「王家の紋章53巻発売記念複製原画展」に行くつもりだったのだ。しかし、寝坊をして遠出が面倒になったので止めた。そこへあの凄惨な事件が発生し、今週はずっとウツな気分が抜けなかった。ただただ悲しい。犠牲になられた方々のご冥福と、怪我をされた方の一日も早い快癒を心からお祈りします。

そういうわけで残業帰りに遠回りして秋葉原駅で降りた。
途中で夕食ついでにビールをひっかけたので、すこし頭もぼんやり。なんでわざわざ夜の9時すぎに、ひとりでこんなとこうろうろしてんだyo〜。土日の歩行者天国は中止になったそうだが、あまりに事件映像が繰り返し報道されるので、陽の下であの街を見たくなかった。まぁ、上京してからこっち、秋葉原には数度しか行ったことはないけど。

巨大なヨドバシカメラ店舗ビルの7階に有隣堂(書店)が入っている。ほろ酔いも手伝って、ふらふら〜と店内をめぐりながら、コミックスフロアの中ほどで展示コーナーに遭遇した。

カラーイラストが10組、原稿がくらい展示だったと思うんだが、酔っ払っていたので怪しい。
記憶を頼りにリストにしてみる↓

  • 2003年9月号プリンセス掲載 カラー表紙(下敷き絵 イズミル王子とキャロル)
  • 2004年6月号プリンセス掲載 見開きカラー表紙(クリアファイルの絵に採用されてた、ランプ持つキャロル絵)
  • 2004年10月号プリンセス掲載 カラー表紙 (イズミル王子とキャロル)
  • 2007年6月号プリンセス掲載  見開きカラー表紙(今月付録、ブックカバーのイラスト)
  • 2007年12月号プリンセス掲載 カラー表紙(竪琴を弾くキャロル絵) 
  • 2008年1月号プリンセス掲載  雑誌表紙イラスト(下敷き絵)
  • 2008年2月号プリンセス掲載  カラー表紙  (メンフィス単独絵)
  • 2008年3月号プリンセス掲載  見開きカラー表紙(香炉を持つキャロル)   
  • 同        カラー表紙 (ヒッタイト王と重臣たち)
  • 2008年6月号プリンセス掲載  見開きカラー表紙

何でこんなデータをお前は出せるのかと聞かないでくだせぇ、旦那ぁ。。。。
何度も書いてるが、ワタシは智栄子センセーの「カラーイラストの」ファンなんです。あの細かさ、華やかさ、ふんわりした雰囲気が素晴らすぃ!!で、表紙カラー欲しさにプリ誌を購入し始めたのが8年くらい前かしらん。我が家の押入れには「暗黒OKBOX」なるものがあり、カラーイラストをファイリングしてあるんだな。うっかり手をつけると、ダークサイドに引きずりこまれますぞよ。
それはさておき、仁王立ちして展示イラストを酔眼で眺め渡しながら「??プリ誌の表紙カラーと印刷の具合もそっくり同じよね?」と首を捻る。
前に某所で見た漫画家さんのカラーイラストの原稿は、単行本の表紙になっているものだったので比較できたのだが、印刷したほうがずいぶんと色が濃く出ているように思った。だから、王家カラーももともとの原稿は色が薄いのかなと思っていたんだが、ほとんど変わりはないように見えた(まぁ、酔眼で見て言うな!だが)。それはあそこに展示されていたものが原稿の現物じゃなく、「複製原画」だからなのか?
要するに、半生を見た、という感じ。
でも、雑誌の表紙になっていたり、カラー扉絵になったりするイラストは、毎回ロゴや絶叫キャッチコピーで隠れてしまう箇所もあるから、全体を見られたのはすごく嬉しかった。私はああいう塗りこみにかける情熱が全くないので、なお衰えぬ職人芸に脱帽だ。イラスト集どんなになるんだろ。
原稿ほうは、先月号掲載のエピソードのあたり。くっきりとした白黒印刷。汚れも書き込みもない(ナンバリングはしてあったけど)。内容的にはとってもアレなシーン満載なので、ビッグサイズのネバメンケケケ顔にクラクラした。あ、どーでもいいことだが、ネバの本名「ヘネタス」(ヘネタスウ)って古代エジプト語で「トカゲ」のことらしい*1。あまりにもヤツの面にピッタリな命名でワロタ。

展示スペース前に、「王家の紋章」新書・文庫既刊分全巻と、「伯爵令嬢」「シンデレラの森」「黒い微笑」全巻がすべて平積みされていて、あれはすごかった。どれか1冊購入すると、細川センセイ手書きのペーパーとやらがもらえるらしいので、う〜んと迷った挙句「伯爵令嬢」8巻を買った(狐狩りシーンのコリンヌの衣装がとっても好きなの〜)。ま、なんつーか記念に。ペンが太すぎるんじゃ?と思わないでもないが、それなりに貴重な手書きペーパーではあったかな。

20日まで開催しているそうなので、ご興味ある方は電化製品お買い物&立ち読みついでにどーぞのぞいて見てください。
有隣堂は夜10時まで開いているとのこと。
http://www.yurindo.co.jp/shop/y_akiba.html

*1:「図説 古代エジプトの動物」黒川哲朗/六興出版