豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 たまには萌え語ろう

我が目を疑った。
DVDスルーって…そんなのアリかナフテラかーーーーーーー!
今年のアカデミー賞助演女優賞候補に上がった作品なのに?
ベンアフ監督デビュー作で評判良かったんでしょ?
こんな立派な日本語サイト作っといて劇場未公開?
ていうか、一年に一度の貴重なあたしと彼のスクリーンデェト(プ)を返してよッ(号泣)

ゴーン・ベイビー・ゴーン [Blu-ray]

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滅多に同好の士が見当たらないこともあり、あまり周囲に吹聴していないのだが(したとしても、往々にして「誰それ?」と反問されるし……)、ワタシは10年超しのエド・ハリスのファンである。他にも好きな男優はいるが、彼は別格である。マイキングである(何だそりゃ)
実は本気でヨメにして欲しいと思っているのだが、彼には長年連れ添った愛妻エイミー・マディガン(と愛娘が一人)がいるので悲しく諦めていたりする。でも、彼女とはすごくお似合いなので離婚なんてしちゃイヤだぁ〜、とも切実に思っているアンビバレントな私。夫人のエイミー・マディガンは、ケビン・コスナーの癒し系野球映画「フィールド・オブ・ドリームス」で主人公を支える気丈な奥さんをやっていた女優さんである。んね。お似合いでしょう?

なのに、先日「じゃあエド・ハリスの出演作でどれが一番好き?」と質問されて、とっさに即答できなかった自分は、もうそうヨメ候補としてそれはどうかと思うので、ここで今一度アッピールしておきたい。
細々語りだすとキリがないので、とりあえずベスト5くらいまでに絞ったですよ。
以下、思い切り偏った推薦文ですが、心のご準備宜しいでしょうか(笑)


■1位 「ミルクマネー」

ミルク・マネー [DVD]

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エド・ハリスというと、「信念の男」タイプというか強面のリーダータイプの役をやることが多く、確かにすごくハマるのだけど(特に制服系)、しかし私が一番好きなのはこの役の彼である。1ヵ月くらい考えてみたが、やっぱり結論は変わらなかった。思春期に差し掛かった息子を男手一つで育てている、やもめの生物教師の役だ。一人で湿地保護運動とかしてるけどかなり冴えない。劇中での色気づいたジャリんこと男親エドのフランクな会話が大好き。息子は友だちと好奇心から街に娼婦を買いに(笑)ゆくのだが、ひょんなご縁で、その娼婦(メラニー・グリフィス)がエドん家に転がりこむことになる。で、そう、後はお分かりですね?強面のイメージが強い彼は、ラブロマンスにも出てるのです。メラニー・グリフィスがこれまたすごくキュートで可愛いのだ。彼がメラニーに一目ぼれするシーンが切なくて好き。


■2位 「アビス」

アビス 完全版 (ベストヒット・セレクション) [DVD]

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タイタニック」以前にもジェームス・キャメロンは海モノを撮ってたのですね。あとでよく考えればけっこうトンでもなファンタジーなのだけど、私にとってこの作品は、「壊れかけた夫婦がめでたくよりを戻す」という意味で胸がトキメクッ(某花嫁風)映画なのでありました。どんなに邪険にされても、彼は妻に心底惚れておるのがバレバレなのですよ。可愛いじゃないの。深海の底で、サイコな軍人と謎の現象と口うるさい妻と機材不良と、もろもろトラブルを抱えながら仕事をやり遂げようとする彼に惚れ惚れします。奥さんと口論の後、指輪をトイレに投げ棄てたシーンで、「絶対取りに戻ってくる」と思ったとおり、忌々しげな顔して速効取りに戻ってくるところ、大好きだぁ。


■3位 「ステート・オブ・グレース」

ステート・オブ・グレース [DVD]

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あ”〜、思い起こせば私がエドに惚れたのが「ザ・ロック」の叛逆将校の役だったのだが、そこから過去作に遡って鑑賞するなかで、泣けたのは彼が「ほとんど悪役、そして途中で消える役」ばかりだったことだ。しかも消え方が半端じゃない。撃ち殺されるのはまず当たり前だ。この作品は特に壮絶な最期だ。額ど真ん中撃ち抜かれて後ろに脳髄飛んでますもん。彼の役はNYの弱小アイリッシュ系マフィアのボスである。そして弟役がゲイリー・オールドマン(線が細く、危うい感じが実にセクシー)。彼のことだから、当然、キレてる。しかもいつもキレてる。兄であるエドは大ボスと無鉄砲弟との間で常に悩む気の毒な役どころである。ついには泣く泣く弟を自分の手で「始末」しなきゃならなくなるのだ。ラストは潜入捜査官であり幼なじみでもあるショーン・ペンとの凄まじい銃撃戦になる。全編に漂う悲哀感が好きな映画。


■4位 「アポロ13」

アポロ13 (ユニバーサル・ザ・ベスト2008年第1弾) [DVD]

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一目瞭然だけど頭植えてます。いいんですッ!モデルであるジーン・クランツ本人がこういう髪型だったんだから!NASA地上管制官のリーダー役です。白チョッキ(妻手製)着ちゃってかっこいいったらありゃしねえ。諏訪緑さんの三国志漫画「時の地平線」に出てくる曹操の髪型は、この役のエドがモデルだそうな。この記事を読んだとき部屋で踊った私はアホですか。そうですか。さらにサントラに入ってる彼のセリフをダウンロードして、ケータイに移してある。毎朝彼の声で「こちらヒューストン、発射準備完了」とのGOサインを聞いて復唱してから出勤してますが何か。



■5位「ザ・ロック

ザ・ロック 特別版 [DVD]

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ハゲ3傑出演作という意味でも無視できない。爆発大好きマイケル・ベイ監督、ブラッカイマー製作でしょフフンと鼻で笑うハリウッドアクション映画蔑視派とケンカしたことあり。これは傑作スよ。皆キャラ立ってるもの。冒頭、反乱を決意したエドは海兵隊将校の正装して大雨降る中を妻の墓に参るのだ。そしてしとどに濡れてながら別れを告げ、墓石に勲章を置き、キスして去る。あーワタシ、あそこに埋めて欲しいとオモタです。愛国心と、正義の狭間で苦悩する堕ちた英雄エドに萌えずにいられましょうか。彼が民間人を人質に取る直前、子どもだけをさりげなく逃すとことか切ない。エドの無二の部下の役なデビット・モースもすごくよかった。なぜか不埒なことを考えそうになったよ。




以上です。ご静聴どうもありがとう。続きはまたいつか。
熱帯夜だとろくなこと書かないわ〜