豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

伝説のライブ

三連休。
遅まきながら、伊勢丹のバーゲンをのぞいてみた。SALEのコーナーはあるにはあるが、かなり秋物に入れ替わりつつあり、これから何を着れば?のワタシは何を買えば?状態。ふらりと見て回ったお店でパンツを一枚買い、靴売り場を眺め、地下をぶらぶらしつつ帰省土産のアタリをつけておく。なるべく日持ちするのが望ましいが、チョコレートは溶けちゃうし、水羊羹はたぶん不評だし、嵩張るのも重いのもあまり高いのも珍しすぎるのも……イロイロ難しい。結局、定番ドコロがいいのかもしれない(鳩サブレとか)。
ジュンク堂書店に移動して、プラプラと立ち読み。ここの古代史コーナーは、出版年代が古い本でも比較的揃っているので、アマゾンで見た本が実際手に取れるのも嬉しい。が、正直、どんな人が読むんだろうとも思う…アッカド語読本とか!?

夕方、新宿バルトで上映中の「Queen Rock Montreal cine sound ver」を観る。
http://queen-cinesoundver.net/

音楽ライブ映像を映画館で配信するという新しい企画らしい。T-Joy系の映画館は、舞台映像の配信も積極的に手がけている、数あるシネコンのなかでもなかなか面白い映画館だ。
私はここでQueenのライブが観られるという情報は全く知らなかったのだが、先日ご飯を一緒に食べたマアト(仮)ちゃんが、「すごく良かったから観に行け!」と熱烈推奨してくれたのである。そういえば、QueenのCDは聴くけど、映像はちゃんと見たことないなあと思ってチケット取った。2900円もしたけど。。。日曜だったので観客には若い人が多かったが、中年のカップルもちらほら見かけた。

が、しかし、これはすごくいい。DVDが出ているらしいが映画館ならではの体験、という気がする。
ライヴ・イン・モントリオール’81
何しろ、最初の観客の歓声から耳がビリビリするくらいの大音量だし、スクリーンはでかいし。まるで本当にコンサートにいるような気分になる。ましてQueenだもの。フレディ・マーキュリーが歌う姿、ピアノ弾くところ、私はほとんど初めて見たといってもいいくらいだが、陳腐だけど、すごく感動した。じんわり涙が出た。彼はそこにいるのに、彼はもういないのだ。ロックのロにも縁がないくせに、ふらりと時間つぶしに観に入ってしまったというマアト(仮)ちゃんは「あの人はすごい。彼は本当に特別だね!」と興奮していたが、確かにそうだ。あんなに華やかで、怪しくて、いかがわしくて、人を底抜けに愉しませるひとは、そうはいない。


そして帰り道、伊勢丹横のピカデリーが改装終えてオープンしていることにやっと気がついた。19日にオープンしていたらしい。改装前はファストフード店舗やボーリング場やネットカフェが入っていて、全体的にずんぐりした古いアミューズメントビルって感じだったのが、これだもの。

ホールは明るく真っ白い階段が目について、あの古い垢抜けない映画館はどこへ?とビックリしてしまった。3スクリーンだったのが、10スクリーンに増えている。煙臭いウェンディーズは撤退して、無印の店舗がかわりに入ってたり。最近新宿で映画を観なくなってしまったが、一度くらいは入ってみたい。26日(土)は1000円で観られるそうなので、「ハプニング」はここで観ようかな。私としては行動圏内で新しいシネコンのオープンは大歓迎だが、行きつけになるかというと、やはり細かいサービスの質如何だと思う。とりあえず気になるのは音響とシートのデカさなのだが。