豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 吐

仕事で埃っぽい場所に行った先週末から、やたら咳き込むようになり、埃を吸ったせいでじきにおさまるだろうと考えていたらば、どんどん悪化した。朝起きると喉が痛い。風邪の初期症状のあの、針で刺すようなヤな痛みがする。マスクをしていったら、今度は鼻水が止まらなくなり、ついには完全鼻声で電話応対とかするものだから「早く帰りなさい!」と同僚に警告される始末だ。熱はないのだが、鼻が詰まると確実に体力消耗していくのがわかる。ここまできたら、市販の総合風邪薬におすがりするのが手っ取り早いので、寝る前に3錠流し込んでそそくさと布団に潜り込む。寝る前というのは文字通り寝る前で、処方箋には「1日3回、食後30分以内に服用してください」とか書いてあるのだが、とんでもない!私はわりと寝つきの悪いほうだが(某ド○エルなんぞ全く効かない)、この風邪薬某アタックを飲むと一気に足元から眠気が這い登ってくるのがわかる。服用してものの10分もたたないうちに膝から下が痺れるような感覚がしてくると、あとは真っ逆さまに眠りに落ちてしまう。その割には、目覚めて「治った!」という爽快感はあまりない。睡眠導入剤としては優れているかもしれないが、いささか恐ろしい薬だ。

以下、かぜっぴきの痺れた頭でつらつらと続く。

一緒に過ごしている人が、肩越しに誰かを見ていると思い知らされるのはなんとも寂しいことだ。わたしはあなたと一緒に過ごす時間をこのうえなく大事に思っているが、あなたにとって私はとりあえず寂しさを紛らわせてくれる「誰か」でしかないのかね。あなたが「恋」をしたがっているのは知っているし、わたしではあなたの「恋人」になりえないのも重々承知だが、あなたにとって思い出深いワンフレーズをわたしに喋らせて、ぬけぬけと昔の思い出に浸っていたなどと笑顔で言われると、さすがにもにょる。あなたはいずれ望みどおり恋をするだろう。あなたの恋の話に実は1ミクロンも興味がないわたしだが、あなたの幸せは祈っている、とかいうのは偽善かね。