豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 パープルリボン運動をご存知ですか

私がマンモグラフィを受けようと思ったのは、家族の病気もさることながら、やはり近年社会を巻き込んだ大キャンペーンを行うピンクリボン運動に触れ、乳がん早期発見のためには検診を受けなくちゃ、という気持ちになっていたのだと思う。とすれば、ピンクリボン運動が乳がん撲滅、検診の早期受診の啓蒙・啓発のために、私たちに与えた影響というものはかなりのものなのだ。東京タワーをピンクに染めるといった話題性も抜群で、ピンクリボンの意味するところは、日本社会にもかなり浸透してきているように思う。

一方、パープルリボンといわれても社会的認知度は低いだろう。
私自身も自分が膵臓がん患者家族になるまで、全く知らなかった。Pancreatic cancerの頭文字Pとpurpleをかけてシンボルとしている。運動の発祥はアメリカで、日本にも患者家族支援会の支部がある。

NPO法人パンキャンジャパン
http://pancan.jp/component/option,com_frontpage/Itemid,1/

先日、こちらが主催している公開市民講座に出席して、膵臓がん治療の最前線の話を色々聞いてきた。
勇気付けられたような、不安が増したような、今は何ともいえない気持ち。
講師の先生方の話で印象に残っているのは、膵臓がん撲滅運動を盛り上げるには、やはり社会的認知度を上げていかなければならないということ。それこそピンクリボン運動の成功が証明している。認知度が上がり注目が集まるにつれて、国家予算などがつけば、研究も飛躍的に進歩し、治療薬開発も盛んになる。患者にも光が見えてくるのだと。

そんなわけでこんな片隅だけど書いている。

肥満でもなく、アルコールもさほど飲まず、家族歴もないのに初めて糖尿病と言われた場合は膵臓がんを疑ってみて欲しい、と講師の先生は強く言っていた。診断する医師も膵がんと思っていないことがあるから、自分から膵臓を調べて欲しいと申し出て欲しいと(CTかMRIで)。急激な糖尿病は膵臓がんの唯一の症状なのだそうだ。