見損ないましたわっ、道貞様（怒）それとも、男というもの、自らの想像に更に傷ついてしまう生き物なんだろうか。
中宮彰子の見出した「愛」にも、私にはピンと来なかったのでやや拍子抜け。でも、弾正宮の残した謎が解けるシーンは、ほろりと泣けた。宮サマ、なんて可愛い。
にしてもこの巻で終わりとは、意外に短いなぁと残念に思う。だって、師宮がちらとも登場しないなんて勿体無い！許子さんを取り巻く初恋の宮の影にあれほど道貞氏が苦しんだように、帥宮が許子さんを愛すれば愛するほど亡き兄宮の存在を感じて想いやつれて狂う様が見てみたい。な〜んてね。続編希望です。
