豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 敗戦記


道頓堀のお初天神の近くで見かけたネコ殿です。
がっくり・・・のポーズかと思うような寝相が可笑しくて、這いつくばるようにして撮影してしまった。
いやたぶん、彼(か?)としては普通に寝てるだけなんだろうけど。



ここで最初にお断りしておかねばならぬことがあります。
ツタンカーメン展(in大阪会場)、入れませんでしたーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
19日夜、仕事帰りに最終ののぞみに飛び乗って大阪市内に一泊して臨んだにもかかわらず、おおなんという。。。
いえ、大阪港駅で降りて、会場前までは行ったのです。はい証拠写真。

思い返せば、混雑状況くらい調べていけばよかったのでしょうが、まぁ最悪小一時間くらい待てば入れるだろうと高をくくって優雅に朝寝を決め込み、朝食バイキングを暴食し、ちんたらとした私(と連れ←ツタンカーメンが誰かも知らぬ輩。私用前の時間つぶしについて来た)が駅に着いたのが10時半くらい(ちなみに開場10時〜)。
駅の改札を出たとたん、会場案内フタッフ兄さんが看板片手に「ただ今待ち時間は150分です!」と叫ぶ声に耳を疑う私。

150分・・・って2時間半待ちーーーぎえぇえええええええーーーーーーーーーーー

何かの間違いだろうと開場前まで行くと非情の立看・・・・

「よかったね〜30分短くなってるよ」と能天気な連れ。
ワタシ:「それだって2時間待ちだよ・・・どうしよう」
「待ち時間なんて予想なんだから、待ってたら案外早く入れるかもよ」

だが、しかし。

ワタシ:「いやもういい。帰る。また今度にする。2時間待つのなんて絶対いや。東京でも見られるし!!」

というわけで、入り口で踵を返したのでありました。
虫の知らせか、張切ってチケットを事前購入しておかなくって良かった。トホホ。

連れ(←主目的達成のためには数時間の行列も苦にならない)からは、心が折れるのが早すぎないかとか、せっかく宿泊費交通費かけて来たのにもうちょっと待てばとか、一緒に並ぶから等イロイロ諭されかけましたが、何しろ行列が大嫌いな私にとって、いくら黄金のファラオに日本でお目みえするためとはいえ、2時間ちょい待ちは厳しい。
ここで2時間待って、中でどうせ2時間くらいは鑑賞と買い物と休憩等で費やすとなると、午後の予定が押せ押せになってしまう。
もしこの日、一人で来ていたとか、この後予定がないとかだったら、いくら気が短い私でも、本を読みながら待てないことはないのです。
しかし、実はこの日の午後3時から、東日本大震災後大阪に引っ越してしまった友達と、1年ぶりに道頓堀近くの昭和な喫茶店で合流してお茶することになっていて、古代エジプトには全く興味もない連れを気にしながら、時間に急きたてられてトゥト王の宝物を見るのはどうにも気が進みませんでした。
元はといえば、公開間もないとはいえ、祝日だし、あれだけ大宣伝している展覧会なのだから、不精せず早起きして開場1時間前くらいには並んでおいたほうがよかったのかなぁ。。。
と思っても後の祭りなのですが。

そんなわけで、この日は黄金の匂いも嗅げずに天保山から退散しましたのでありました。
大阪港駅から開場(天保山特設ギャラリー)へ向かう途中の飲食店もこの展覧会で盛り上がっているのか、こんなメニューをみかけました。こういう便乗は好きだ(笑)

結局、もう一か所行きたかった大阪市立東洋陶磁器美術館も改装中で休館という憂き目にあった私は、十数年ぶりに道頓堀をぶらぶらし、たこ焼きを食べ、うどんを食べ、さらに黒門市場でも食べ歩きをし、小林カツ代さんのエッセイを読んで以来一度は行きたかった喫茶店(アメリカン)で友達にも無事会え、名物のしっとりホットケーキを食べ、サクサクのビーフカツサンドを食べ、計4時間喋り倒し、満足もとい満腹して帰途についたのでした。友人の元気そうな顔を見られて、それはそれで楽しい時間を過ごせた大阪旅行でした。


というわけで、
待っておれ、ファラオ〜
上野で再び会いまみえようぞ!