豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

2012年6月号月刊プリンセス 連載分雑感

月刊 プリンセス 2012年 06月号 [雑誌]
【今月のネタバレあらすじ】
トラキア王子シタルケスは密かにエジプト王国の首都テーベに入った。
王子はトラキアとヒッタイトの和平の為に、妹タミュリスの恋を叶えてやろうとナイルの王妃暗殺の隙を伺う。
当のキャロルは少しでも民の力になりたいと、イムホテップへの提案書に夢中で取り組んでいた。
そこへメンフィス王がアトバラの大商人ゲブレとの間に香の取引を成功させたとの報告がもたらされ、王宮中が喜びに沸き立つ。
これでメンフィスが帰ってくると喜ぶキャロルたちとは対照的に、留守を守る王弟として自らの立場を有利にしようと企むネバメンは焦りを隠せない。
その頃、大商人ゲブレに見送られて帰国の途につくメンフィスだったが、エレニー率いるアビシニア兵が密かに追跡し、行く手には険しい山道と不気味な密林が広がっていた・・・

以下次号に続く。


【今月のお言葉】
「(ガバッ)なんだと―っ じゃあメンフィスが帰ってくるのかっ」
「うん。いまアトバラの奥地のサ、大商人の屋敷におられるそうだョ さあお前の好きなあぶら肉」
「いらねえっ お前のマズイ料理なんかっ(バン)」
「わーっ なにすんだ」

【雑感】
第35部スタート
表紙&巻頭カラー4ページつき
特別ふろく→2012年王族セレクション2とかいうダブルポケットファイル。イラストは雑誌表紙と同じ。
6月15日、57巻発売。

未だに同居人には秘密のオタク趣味を貫く身としては、ファラオの留守中にお忍び視察に出かけるハピさまのように、隠し場所からカツラ、もとい、姫誌を取り出し寝転がってパラパラしてみた土曜の昼下がり。
はぁぁ。
なんだこの後ろめたさは!!
なんだこのいつものいつものいつもの展開は!!!

テーベの豊かさに仰天するお忍び中の外国王族の毎度な反応、グータラネバと小言下僕のぬる〜いゆる〜いやりとり、片やキラキラ能天気な王妃様発言、メンフィスの命を狙うだけの連中、未来を読む姫様に会いたいと熱く語る大商人は髪型がミヌーエ(爆)。
もうこれって幕の内弁当というか、王家定食とでもいうしかない味わいかも。
習慣でついついまた頼んじゃったよ、みたいな。で、ブツブツ言いながらも、下手すりゃ四半世紀近く馴染んでしまったものだから、平らげちゃうあたりがもうダメダメ。
どーしようもないネバにムカつきながら、ついつい好物で喜ばせようとあぶら肉料理(うげー)を作っちゃうペルトを笑えない

さらっと読んだ印象では、メンフィスが戻ってくる前に、キャロルがまたまたまたまたシタルケスにさらわれてしまうんだろうなという気がする。
妹の恋路を邪魔する悪女を引きずり出して仕留める(キャー)、と息巻くシタルケスだが、どうせキャロルを目にした途端、ヘナヘナになってしまうに決まってるのだワ(このキャラも場面も関係なく頻出する破壊的語尾「〜ワ」もいいかげんにして欲しいワ)。キャロルが貧しい病人や子供たちを救いたいと一生懸命書いた意見書とやら、せっかくだからどんなご意見なのかぜひ拝聴したいのだが、イムホテップに「よきご高配のこの書類 会議にかけて改善いたしましょう」とだけ言及され、キャロルの喜ぶ顔でフェードアウト。キャロルの一生懸命さがいまいち読んでいる側に伝わって来ないのは、キャロルに都合のいい表面的な部分しか描かれないから。
次号、シタルケスとエレニーに期待しています、なんてことを書いちゃう前に今回はここまで。