豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 「平清盛」

史上最低視聴率ばかり話題になっているが、今年の大河は面白い(かつてハマった「花の乱」も相当低かったが)。
いまのところ全回見ていて、このままいくとたぶん最後まで見てしまうだろう。
平清盛という革命児と、彼と絡み合い彼を頂点に押し上げた騒乱の時代の空気を、生き生きと描いていて毎回楽しいのだが、登場人物たちの名前が似ていて誰が誰かわからんから視聴率が低いのでは云々とかいう巷の考察には萎えるばかり(そこまで解説しないと視聴者はついてこないものなのか?)
妖怪と畏れられた帝王の血を引く男は、貴族の犬と蔑まれる武士に育てられ、一門を率いる棟梁となり、ついには世をひっくり返す。
せめて週一のドラマの中でぐらい、世の中が変わる様が見たいじゃないのさ。
いつもTV画面が逆光のように白々しいのは気になるが、そこから透けて見える舞台セットのちょっとした道具の意匠とか、色合いとか、素晴らしく手がかかっていて、屋内シーンでも全く飽きない。上流女性の衣装の色目など、キャラクターに合わせた微妙なグラデーションがすごく素敵。最近では、後白河(剃髪バージョン)の銀地に紅い鳳凰がさりげなく散っている衣装とか、いいよなぁと思う。天パ建春門院@璃子ちゃんの最近の眉落としたスタイルにも萌えてしまう。
まぁ、外見でいうと、主人公クラスも作中で50才を過ぎて、さすがにもうちょっと肌を老けさせて欲しいと思うが、そこは、皆々様のステキな剃髪スタイルに免じて(?)流すよ。

メインテーマも好きだ。片手で弾いてこその、この響き。


時々劇中で挿入される派手〜な「タルカス」もよい。