豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

知らぬがハナ

ある日、これ知ってる?と仕事中にottoからメールがきて
現在発売中の月刊Pen(2013年6/1号)が少女漫画特集を組んでいると知りました。
(実はその前日、社内の漫画好き同僚から小耳には挟んでいた私)
月刊Penは男性誌(カルチャー系?)という印象しかなく、真面目に購読したこともなかったのですが
書店でパラパラとめくってみると、なかなか面白そう。
で、既に購入済の同僚が貸してあげるよ~と申し出てくれていたにもかかわらず、自分蔵書用に欲しくて買ってしまいました。

Pen (ペン) 2013年 6/1号 [雑誌]

少女漫画の源流、手塚治虫リボンの騎士」の紹介に始まり、「ベルサイユのばら」「ガラスの仮面」「ポーの一族」「日出処天子」「パタリロ」等々、ふむふむと読みふけっておりました。
そこへ帰宅したottoが「貸して~」と言うので、バトンタッチ。

結婚してからわかったのですが、我が家のotto氏は意外と少女漫画読者で、有名どころの上記作品は読んでいなくても題名くらいは知っている、という程度の知識はあり、多少のオタク会話は成り立ちます。
しかし、彼の「師匠」(男子校時代の少女漫画好きの友人らしい)の布教範囲は、私がまったく掠ってこなかった作家の領域に留まっていたせいか、話が噛み合わないこともしばしば。
なにしろ、少女漫画デビューは「LaLa」、主に白泉社ものを読んでいた、という割に「ガラスの仮面」を読んでいなかったりする。
伸たまき「パーム」は話が面白くて好きだったらしいけれど、「日出処天子」はあの線がどうも受け付けなくて読んでいないという。
多少読んだとはいえ、やはり主力は少年漫画だったのね~

と、そこへottoが

「これ知ってる?」といって記事を読みあげ始めたんでございます。

王家の紋章。『1976年から現在に至るまで連載が続いている、超ロングランマンガ。現代の高校生であるヒロイン・キャロルが古代エジプトにタイムスリップし、メンフィス王と恋におちるという壮大なスケールの歴史ロマンだ。雑誌連載は休載を挟みながらも足掛け37年、単行本は現在57巻まで刊行されているが、いまだに結末は見えてこない。果たしてこの作品は本当に完結するのか?作者に完結させる気はあるのか!?と少女漫画ファンの間でも度々話題にあがっている名作』だってー、すごいね」


どっち向いたらいいのかわからない、とはまさにこの事。
なぜ今、ここでその話題を振るのだーーーー!焦るじゃないのーーーー!!
まさか、目の前にいるのが執念深いその王家ファンで、秘密のブログでだらだら捻じれた愛を垂れ流しているなんて、夢にも思っていないでしょアナタ。


てなわけで、冷や汗タラリ記録に残しておこう。


※それにしても、この特集のターゲットがいまいちよくわからないのですが。 
 少女マンガが「日本文化」だからって、さあ読もう、ってなカルチャー好き向けなのかしらん。