スマホ逝く
さぁ、張り切ってハローワークにいくぞと玄関を出て、おや、靴紐が緩んでおるわいと、ひょいとかがみこんだら、カターンと派手な音を立ててバックから飛び出たスマホが床に激突。
ひゃあ、と拾い上げたが、画面が真っ黒。
ホームボタンを押しても真っ黒。
ホームボタンを長押しすると、Siriさんの声は聞こえる。
液晶の割れた角から覗く内部のパネルには光が灯るが、依然として画面は真っ黒。
丁度1年前、機種交換したばかりなのに、貴様何の真似かーーー!
取り急ぎ先にハローワークで書類を提出諸々し、無事受理。
とって返して近所の携帯ショップにかけこんだら、
「あ、それはうちでは取り扱ってないので、アップルストアに直接持ち込みをしてくださいね」
とニコヤカにいなされる。
なんとー!
最寄りの林檎直営店を教えてくれろ、と泣きついたら、なんとさっき通ってきた駅ビルの中だと?
トイレまで借りたのに、全然気がつかなかった。くっそう、ぬかったわ。
ひいこらいいながらまた電車に乗り、ショップに駆け込むと、すでに40人待ち・・・・って、ええええ!
全部交換になりますので、バックアップとっておいてください、と受付嬢。
バックアップとったのは2ヶ月前だ。クラウドのデータは不完全。
飛んじゃだめだめ〜
虚ろな目で私はまた電車に乗り、自宅に飛び込んでデータバックあーっっぷするする。
そして電車に三たび乗る。
ショップにつくと「本日受付終了」の非情掲示。
ハイハイ私は番号取ってますーーー!!受付しやが(略
結局、7800円払って我があいぽんは無事ご帰還となった(痛ッ)
あの時、屈みさえしなければ、いや、あのスニーカーを履かなければ、とか悶々。
色々疲れた1日だった。