豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

再演王家雑感(1回目)

4月にこのブログのテンプレデザインを少々変えてTwitterが表示されるようにしてみたのですが、そもそもほとんど投稿(ツイート?)していないし、他のツイートの引用も実はよくわからんのです。今日も帝劇前にたどり着いた感動で、衝動的にいくつか呟いてみたけれど、後が続かなかった。終演後、東京駅までぷらぷら歩き、一人お茶して、電車に揺られていたらいつの間にか爆睡しておりました。


再演王家、確かに色々変わっているなーとは思いました。ファーストインプレッションで以下書き捨てます。
ネットで他の方の感想とか呟きとか全然収集できていないので、記憶頼りの雑感ですが。
(最後に買ったプログラムも読めていない)


・大きな変更点では装置のバージョンアップが顕著。高低差と奥行き感が増し、古代エジプトの王都の雰囲気が出て来ました。初演で私が一番ずっこけた、即位したメンフィスが立つ「貧相な木製手すりの小さい階段」が巨大化。ちゃんと手すりもそれなりの石っぽい拵えに(とはいえ、寄りかかるとベリッといきそうな薄さを感じるが)
・テーベの都のシーン、奥が傾斜になって床がナイル河のブルーに着色されているのでナイルのほとりの都のムードは出たか。
・ライアン兄さん登場の電話シーンも高所へ移動。煙草も後の登場シーンで手にもっているのを確認。さすがに舞台で吸うのはやめたのか。
・ミタムン王女焼殺の神殿シーン。王家風巨大神像が下手に移動したので、見落としがなくなる。(前回上手に座っていたら全然気づかず、下手で観劇して驚愕した経験あり)。ミタムン王女も神殿もメラメラバチバチに炎上させられていたので、王宮の消火班が来てバレるんじゃないかと冷や冷やしましたよ<アイシス様。
ヒッタイト海戦シーンで、両軍の船(の舳)がずらっと並ぶのはなかなか壮観であります。
・船もそうだが、ナイル河や地中海、水を連想させる演出が初演時より美しくなっている。キャロルが現代に帰るシーンの水の表現とか。
・ただし、最初と最後のモノローグ、祭司アイシスと神々の「暁の~」がまるっと削られているので、物語の額縁が消えたような印象あり。(2回目確認。最初のモノローグあり)


・ミヌーエ将軍キャスト変更されている。涙。。初演ミヌ様の低音がすごく好きで「スカーレット・ピンパーネル」(石丸幹二主演版の)まで追いかけたのに。とはいえ新ミヌ様は若々しくて素敵(ミヌーエ将軍だって私より若い。たぶん)
・ファラオコスのキラキラ度UPが半端ない。初演比5割増しくらい?王冠の輝きで目がつぶれる。
・ファラオのソロ3曲、いずれもラストの音程微妙に変化ありか。後半、浦井メンフィスのセリフが掠れてちょっと苦しげな箇所あり。
・ファラオがサソリに噛まれるシーンで「メンフィス、足元、足元!!」と突っ込みたくなる、コントみたいな流れにワロタ。
・ファラオのアクションシーン、剣を肩に担いで止めるポージング、かっこ悪い(金太郎っぽいというか)。
アイシス様の歌は、本当に心揺さぶられる。特に「イシスとオシリス」のデュエットシーンのアイシスは冠がなくシンプルで気高いお姿が強い印象を残す。
・キャロル(新妻さん)のいちいち怯える「キャ!」の嫌みのない可愛さはただ事ではないぞよ。
・建設工事シーンが無くなったのでセフォラを助けるためにキャロルが身を張るエピソードも消えた。。
・王家ファンの皆様に朗報です。
 ファラオのセリフに「私の腕のなかで笑え」が追加されていますッ!!!ぶはははははーーーーーーーーーーーー!
・そのかわり腕ボキ事件省略。ルカとキャロルの絡みが皆無に。そしてルカの仏頂面ダンスも消えた(曲も変わってますね)。
・ウナス、相変わらずかわいいよウナス「僕ウナスっていいます」僕キャラだった頃の君を想う(遠い目)。
アイシス様の「無礼者(バシッ)」も省略。「宰相としてどうするつもりです、イムホテップ!」と詰問するシーンも略。
・初演で経緯不明だったキャロルの里帰り(1幕ラスト)の理由がはっきり説明されるのはよい。
・ライアン兄さん、絡むのはナースとブラウン教授だけ。ソロは寂しげなんだけど、暖かな雰囲気なのは伊礼さんの個性かと。(兄さんごめん、お名前、素で間違えてた。。。)
イズミル王子(平方さん)、低音が強く響く歌声で、ロックナンバーがとってもお似合い。本編王子カムバッーク!
・2幕ラストの新曲。。。耳慣れていないせいか、明るすぎなのか、微妙なナンバーだった。
・婚礼衣装を着ないのね、と残念に思ったが、カーテンコールで着用してくれてホッ。


全然別物、とまでの印象は受けませんでしたが、楽しめました。
ここは初演から変えていないのねブツブツな箇所もありますが、それはそれでまた後日。
前から6列目だったので、キャストの細かい表情までよく見えました。ヒッタイト戦のさ中、キャロルから初めて愛していると告白されて、仄かに微笑むメンフィス(の横顔)が素敵でした。ソロナンバーではキャストがほぼ真正面に来るので、ファラオやキャロルのキラキラに圧倒されっぱなし。でも、前過ぎて奥が見えないこともあったので、次はもう少し後方席で俯瞰して鑑賞したいな。