豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 映画「キンキーブーツ」雑感

Kinky Boots [2005] (REGION 1) (NTSC)監督:ジュリアン・ジャロルド
出演:ジョエル・エドガートン
  キウェテル・イジョフォー
  サラ=ジェーン・ボッツ
2005年イギリス映画
上映時間 1時間47分
原題 Kinky Boots⇒公式サイト

■カンソウ
もうひと月くらい前にみたやつなので、細かい部分は記憶が怪しい。「ココシリ」を観に行ったときこの映画の予告編をみせられて、あぁなんか「フル・モンティ」っぽくて楽しそう〜と覚えていたせいか、後日日比谷に行ったときにふらっと観て帰った。イギリスのどこかの地方都市にある、小さな靴工場が舞台のお話。そこは老舗の紳士靴工場なのだが、東欧から入ってくる安い靴に押され経営は苦しい。しかもそんなときに社長が突然死んでしまったものだから、急遽呼び戻された息子の若社長は右も左も判らず、工場は人員整理を余儀なくされる事態に。切羽詰った若社長が一発逆転を期して始めたのが、ドラァグ・クィーン専用の靴作り。アドバイザー&専属デザイナーとして工場にやってきたローラも巻き込んで、ミラノでのショーに出品するべく、あれやこれやの騒動が始まる…というお話。ちなみに実話だそうである(最後にモデルになった工場に対して献辞が出る)
大感動するわけではないが、期待はずれでもなかったか。予想通り、ドラァグ・クィーンのローラ役の俳優さんが弾けていて、とっても宜し(まぁ、この手のオイシイ役でそもそも目立たないはずがないのだが)。ローラが「バーガンディ!バーガンディ(色のブーツ)なんてジョーダンじゃないわよっ!!!」と目を剥いで怒り狂うシーンが大好きだ。あとはそうだなぁ、ローラが工場の皆に受け入れられてゆく展開とかも、予想通りというか、全体にあッ!という驚きがなかったので☆4つとまではいえない。温かくて笑えるいい映画だけど、もう一声何かが欲しいと思った。振られるのがミエミエの彼女をあんな絵に描いたようなギスギス女にすることないじゃない?とか、思っちゃうのである。そもそも主役の若社長が、あ〜んまり印象に残らないのだ。なぜだ。顔が地味だからか?