豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

当ブログでは「華麗なる一族」のあらすじ及びネタバレは書きません!


今夜ゴールデングローブ賞の発表があったので、そろそろ記事でも書こうと管理画面開けてちょっと驚いた(「はてなダイアリー」では、管理画面下に最近貼られて、しかもアクセスがあったリンク元が表示される仕様になっている)。なぜか「華麗なる一族」「ネタバレ」「あらずじ」でヒットしたらしく、リンクがずらっと……なんなの?「今月のネタバレあらすじ」「犬神家の一族」「智栄子センセの華麗なるタッチ」のたった三語だけでヒットされても困るんだが。
かくいう私も14日(日)の夜からTBS系で放映が開始された「華麗なる一族」(主演はキムタク)など観て楽しんでしまった人間だが、さすが日本のバルザック山崎豊子の原作だけあって、コッテリした人たちがコッテリとした会話を繰り広げているドラマだわいと胸焼けしながら見た。「華麗なる一族」は1960年代後半を舞台に、金融再編にのみこまれた銀行頭取一族の悲劇を描いた話である。

ここでは「華麗なる一族」のネタバレは書かない。
というのは、私自身のトラウマがあるので。大学時代、とある教養科目の講師が、何かの余談でこの小説の核心部分のネタバレをさらっとしゃべったのである。そのときの私は聞き流していたのだが、それから何年かして山崎豊子小説にハマった。「花暖簾」「白い巨塔」「不毛地帯」「女系家族」「大地の子」などを、ががーーっと集中的に読み漁り、あたしゃ里見先生のヨメになりたいと吼えて呆れられ、さあ次は「華麗なる一族」よっ!と手をつけた。
んで、読み始めると、あれ?なんかこれどこかで……もしや……もしやこのオヤジがこだわってるあの秘密とやらは……あれなのかッ!?と震えながら読んだら、まさしくその通りだったという痛い思い出がある。ワタシは推理小説は何が何でも頭から読まねば気がすまないタイプなので、あのネタバレは激しく萎えました先生!!

しかし、ネタバレ大歓迎という人もいるらしく、友人Yはこの小説の粗筋とラストを知りたがったので、私は心おきなくしゃべったのである。後日ドラマはどうだった〜?ときいてみたところ「寝室の両脇にベット置いてるようなフザケタ親爺には(以下略)」とのお答え。ごもっとも。でも、ワタシは北大路さんの冷ややか〜な悪役を楽しみにしてるのよね。キムタクは……まぁ、キムタクだった。せめて髪型くらいもう少しレトロにすればいいのに。

華麗なる一族〈上〉華麗なる一族〈中〉華麗なる一族〈下〉