豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 暑い日には音楽を

台風が通過しているせいか深夜になっても蒸し暑い。
帰宅途中、何の変哲も無い住宅街で信号を渡ろうと横断歩道で待っていたら、向かいでポロロンポロロンと音色がする。おやと見れば、ギターを抱えたお兄さんが信号待ちながら爪弾いてらっさるのだった。俄かに暑さを忘れ思わずパチパチと拍手したらば、お兄さんは粋に被った麦わら帽子のつばを二本指でチョイと上げて挨拶してくれた。
コンバンワ。
コンバンワ、と私もにっこり。


こないだ、東京が初めて夏日になったある夜、私はベリーダンスなるものを初めて見たのである。数年前に一度見られるかも!?という機会があったのだが、同時多発テロの余波でダンサーの来日が急遽中止になってしまってそれ以来縁がなかった。
この夜は、若く美しい日本人女性ダンサーが、胸から下をブルブルと震わせながらモロッコ風のビートに乗せて踊る姿に陶然となる。しなやかな腕を広げ彼女が踊るたび、胸元や腰まわりに付けられた飾りがシャラシャラと音を立てるの。なのに、にこやかな笑みを浮かべた踊り手の顔は全然震えない。美しい胸乳が特にわさわさ揺れたりするわけでもない。ことさら足を上げて見せたりするわけでもない。なにしろ彼女は裸足だが、踝まで隠す長いスカートを穿いているのだ。そこに深いスリットが入っているので足が見えるとドキリ。私が今まで見たどの踊りとも違うけど、なんともエロティックでステキだったわ。