豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

雑感7

前回(参照)更新より半年以上も空けてしまったなんてこったい。そのうち各キャラの顔カット(目コピーで)とかも掲載しようかなと思っているので、気長にお待ち下さい。
私の冗長なあらすじでは到底このマンガのトンチキな魅力が伝わらないとは思うが、やっぱ微妙な所がヘンでオカシイというか、結局そのヘンさこそが一番の読みどころなんだと思う、細川マンガって。
例えば、1970年代の国際便事情なんざもちろんわたしは存じ上げないが、東京に在所のある藤井姉弟を帰すのに、王妃様はなにゆえ大阪着の飛行機に乗せるのか?王妃様は一度(バカ息子を探しに)来日したことがあるのだから日本の地理くらい御存知のはずよねぇ……もしや大阪から東京まで歩いてお帰りなさい!との深いお心によるものなんだろうか。謎。
てゆーか、十中八九の確率で、誌上発表当時、空前の万博ブームだったのでお約束として舞台に持ってきたんだろうなぁ…とも考えられる。確か「シンデレラの森」で海洋博ポスターがちらっと出てきた覚えがあるが、そういう時事ネタディープバージョン。
例えば、万が一、今後3年以内に、キャロルがナイル河に落っこちる展開になるとする。
そんでもってキャロルがぽかりと浮かび上がったのは喜望峰の沖合い、折りしもワールドカップが南アフリカ共和国で開催中だったとかいう感じか、この大阪万博のノリは?
ラテン系ハンサムなマグロ漁船員に救助されたキャロルは、ライアン兄さんが駆けつけるまでの間、フランチェスコに連れられてイタリアVSカメルーン戦観戦に行ったり――しねーよ!あたしゃそんなの認めないよ、覚えておいとくれよ新さん!(春川ま○み口調で)
それはともかく、普通に考えて外国人が、しかも公務員がゴタゴタに巻き込まれそうになって頼るところといったら、まず大使館とか領事館だろう。そこすっとばして万博のパビリオンに直行するカール君っていったいどういうひとなんだろうと思いませんか、読者のみんな!(と、やたらしげる君が紙面からこっちに話しかけてくるのも時代を感じる演出である)
さらにどーでもいいことだが、朝子が借りた四畳半のボロアパート、その名も「一ツ橋マンション」は1Kで家賃一万円である。コマを見る限り、どうかんがえても六畳はありそうな間取りであるが(いちおう一間分の押入れつきで、キッチンはテーブルと椅子を置けるくらいの広さ。風呂トイレの有無は不明だが、「朝子は石鹸の香りがするね〜」と後にジュリオが朝っぱらからのろけていたので、たぶん風呂もあるんだろう)。朝子の勤務先が新宿駅西口であることを考えると、あれは山手線内、文京区か?山の手線内は家賃高めで探しにくいのよね〜ってこのあいだ友人の家探しにつきあったばかりなので、三十七年前のアパート事情から妄想を繰り広げてみた。余談だが、万博前に都内で下宿していた私の父の記憶によると、六畳風呂なしで家賃は九千円だったらしい(もちろん山手線圏外です)