豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

「NATIONAL GEOGRAPHIC(日本版) 2008年 2月号」

NATIONAL GEOGRAPHIC (ナショナル ジオグラフィック) 日本版 2008年 02月号 [雑誌]本屋で見つけた瞬間「ゴリラーーーー!」と仰け反ってしまったが、まぁあれだ。王様つながりってことなのかしらね。表紙のゴリラ(キンゴ。コンゴ在住)記事は面白かった。彼らの写真を眺めていると、なぜか心臓に手をあてトントンと拳で叩いてみたくなるの。

それはさておき、私の購入の目当ては「エジプトに君臨した黒いファラオ」という特集。情報は、id:nrus2007さんの記事National Geographic - つぶやくNrusよりいただいた。感謝。

古代エジプトを支配したヌビア人の王たち
紀元前8世紀頃、ほぼ現在のスーダンにあったヌビア地方に、エジプトの伝統をひたむきに守り続けた王たちがいた。彼らはいかにして古代エジプトを支配し、第25王朝を築いたのか。3人の“黒いファラオ”の物語。
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0802/feature01/index.shtml

■フォトギャラリー
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0802/feature01/gallery/index.shtml

■ブラックファラオクイズ(10問)
http://nng.nikkeibp.co.jp/nng/magazine/0802/feature01/multimedia/ngmquiz.html


古代エジプト人は、ヌビア人を指して彼らの焼けた肌色から「Nhsi(ネヘシ?)」と呼んだそうだ。今日的「人種」概念はとても微妙な問題を孕んでいるので、古代エジプト文明を作り上げた人たちがどんな「人種」かについての論争もあったそうだ。しかし、そもそも古代エジプト人にとって「人種」とは、肉体的特徴をもってする要素として捉えていたわけではなく、社会的地位にも関係しなかったというのは面白い。古代エジプト人にとって人種の区別はあくまでも文化的な背景によってなされたので、彼らは自らを非人種的に、つまり純粋に文化的意味合いで捉え、自己認識していたということだ。たとえ黒い肌のヌビア人であろうと、白い肌のリビア人だろうとエジプトの言葉・習慣を身に着けた者ならば、その人物はエジプト人とみなされる。そういう世界の「エジプト的なるもの」とは何かを私は知りたいのだ、たぶん。

【追記】この記事を書いた日の夜、偶々「世界不思議発見」でもヌビア関連番組を放送していた。
雑誌で見た写真と同じ場所が画面に映って、感動。砂漠美しい〜

・第1043回「砂漠に消えたもう一つのピラミッド王国の謎」(2008/02/16(土)21:00〜)

http://www.tbs.co.jp/f-hakken/mystery1043_1.html