豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

東地中海沿岸諸国の民族衣装

The Oriental Institute Museum公式サイト)写真、第3弾いきまっす。なにぶん馴れない新カメラで撮影者も下手につきアングル最悪、例によって手ブレしまくりの段、ひらにひらにご容赦。

たぶん、カナン地方、現在のヨルダンとかイスラエル、シリアとかあのへんの民族衣装ではないかと(適当)。

飾りがすごく細かくて凝ってた記憶が……部分アップも撮ればよかったなぁ。

黒地+鮮やかな色の組み合わせが多い。やっぱり陽射しが強いところだからか。

ホッとする男性衣装。「あ、カレブとハサンだ」とか呟く私。

左から二つ目の長い黒いドレスは胸元の刺繍が見事でした。着てみたかった。

これは、被り物とか装身具。
右端の帽子は先が尖った三角帽だった。これかどうかは定かではないが、ヨルダンの女性が着る伝統衣装ではこういう三角帽子を被るんだそうで、しかもこの帽子のルーツはヒッタイト人が被っているあのトンガリ帽と読んだことがある。ヒッタイトの神々が被っているトンガリ冠は、のちにローマでは「フリギア帽」と呼ばれ(奴隷の被る帽子だったらしい)、更にフランス革命時には「革命帽」となり共和国のシンボルだった。
レ・ミゼラブル」で皆が被っていた赤い帽子の先祖はこれかしらん?なんてな。


唐突に出口の扉写真。透かしの優雅な睡蓮紋様がいかにもエジプト風でステキだ。

神学者にしてエジプト学者ジェイムズ・ヘンリー・ブレステッド(James Henry Breasted 1865−1935)の銅像。名前は知っていたけど、顔は初めて見たので記念に。

このひとはネーミングの才があったそうで、トトメス3世のことを「古代エジプトのナポレオン」と呼んだり、「肥沃な三日月地帯(Fertile Crescent)」という用語を初めて使ったひとでもある。ちなみに彼はツタンカーメン王墓の発掘隊にも参加しているが、呪いを受けることなく無事70歳まで生きたそうだ。