豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

東京ジャーミィ

新カテゴリー追加。
「お徒歩記」=おかちき、とでも読んでおこう。そぞろあるきはいとおかし……もちろん造語ですんで悪しからず。
これは代々木上原をふらふらしていたときのショット。
前から気になっているのだが、小田急線に乗ると代々木上原あたりであれはどーみてもイスラム教のモスクじゃないの?てな形の、高〜い尖塔が車窓から見えるのだ。で、この日新宿で所要を済ませた私は探検に出たのである。
代々木上原の駅で降り、道行く人に尋ねながら住宅街をほけほけ歩いていると、住宅の屋根越しの空に尖塔の頭がぬっと突き出て見えるじゃないの!それを目当てに歩いていくと、大きな街道に出た。向かいに見える〜あれは何〜〜?

東京ジャーミィ・トルコ文化センター
所在地:東京都渋谷区大山町1-19
公式サイト⇒http://www.tokyocamii.org/

という。正真正銘のモスクであった。都内にあったとは知らなんだ。
おそるおそる入ってみると、自由に見学できるようだったので、事務局の方に断りをいれ、館内を見学させてもらった。1Fがロビー兼事務局兼トイレ(銭湯のような座式シャワーがあった……礼拝前に頭を洗うのかなあ…)、2Fが礼拝堂になっている。礼拝所の前に来ると、ここはどこのイスタンブール??(もちろんイスタンブールなぞ行ったことない)といいかけたほど、立派だ。入り口には、女性用の貸し出しスカーフまである。私も一枚拝借し、頭に巻いて中を見学させてもらった。土曜だったので、人気はなく、真っ白な壁面に華麗に打ち出された文様、大きなシャンデリアなどに、ただ圧倒された。女性用の席は後方の2階桟敷になっている。こわごわ細い螺旋階段をのぼってゆくと、高さにくらっとしてしまう。手すりにもたれながら桟敷に座ると、ドームはより近くなり、空は心なしか暗くなり、沈黙は深くなるかのよう。私以外の見学者は、近所の学生と思しき若い女性2人連れがいたが、私たちはしんとした空間に座り、ただ天井を見上げて無言だった。
ああ、ここは祈りの場だ。私はここに居るべきではない。
痛いほどそう思った。

現在、こちらでは毎月最後の日曜日に講座が開かれているそうだ。


「日本人のためのイスラーム講座(全6回)
世界で10億の民が信仰する「イスラーム」を正しく理解するために」
第2回2008年5月25日(日)塩尻和子 「グローバリゼーションの中のイスラーム
第3回2008年6月29日(日)鈴木紘司 「真実のイスラームと聖典クルアーン
第4回2008年7月27日(日)小杉泰  「予言者ムハマンドの時代と生涯」
第5回2008年8月31日(日)森伸生  「正統四代カリフにみる統治のあり方」
第6回2008年9月28日(日)有見次郎 「イスラームの大罪とそのへクマ(英知)」


悔しいけど、今月末は仕事で行けない。事務局の方によると、興味があればイスラム教徒でなくとも聴講できるとのことだったので、そのうち機会を見て参加してみたいなと考えている。