豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

「冷たいと思われるかもしれないけど、私は死にたい奴は勝手に死ねばいいと思ってしまう。」
私は内心ああやっぱりあなたはそう思っていたんだねと、腑に落ちた。
おそらくは、私の右往左往もかなり滑稽におもえるだろうし、私が今していることも理解できずにいるでしょう。でもあなたはよほど頭のよい大人だから、あれらについて何も言わないでくれたことを、私は心から感謝している。人を悼むには、それぞれのやり方があると尊重してくれたことに。
私からあなたに沈黙の理由を尋ねることはすまい。
あなたにも自分から話す気はないだろうし、私もあなたには語れないことがある。

あなたにいつか言えたらいいのだけど。
彼女は死にたかったのではなく、死ぬしかないと思い込まされてしまっただけじゃないのかと。
細い針の穴しか出口がないと思ってしまっただけじゃないかと。
居場所を必死に探し続けて、たどり着く前に力尽きてしまったのじゃないかと。
助けて、まだ死にたくないという叫びを、封じ込まざるをえなくなってしまったのではないかと。
それを自己責任論で片付けるのは間違っている。

あなたを憎むのは筋違いだが、あなたの沈黙は私の心に爪を立てる。