豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 ある意味

塾帰りと思しき小学生高学年男子の会話。
「お前の家族ってさ〜ある意味〜〜(略)」
「だからそれは〜ある意味〜〜(略)」
「ある意味〜」

彼の口癖らしい「ある意味」。大手学習塾のカバンを背負ったメガネ君は、そんな調子でずっとしゃべり続けていた。
ワンフレーズに必ず出てくる「ある意味」の硬質さと少年の声の幼さのギャップに、私は思わず振り返って観察してしまう。そのくせ、彼がどういう文脈で使っていたのかを正確に思い出せないが、私の感覚的口語で言えば「〜っていうかさ〜」のニュアンスに近い。

その「ある意味」。
あの世代でいま流行の言い回しなのだろうか。たとえば「そんなのかんけーねー」くらいな(これももう死語?)
私は「ある意味」というフレーズが嫌いだ。
とか言いつつここで時々書いてしまっているが、あ”−−−っと即効抹消したいくらい嫌いだ。I hate ”ある意味”.No more “aruimi"!!
なぜって、「ある意味」はエクスキューズだから。ズバリ言えばいいのに保身に転んだヘタレな輩が気どって「ある意味」とか言い出すのだ。子どもがそんな気色悪い言葉を使わなきゃいけないのかとか、意味不明な憤りを感じるぞ。ガルル