公家侍秘録7巻
ほぼ一年ぶりかな?
貧乏公家・日野西家に仕える公家侍の活躍する時代劇で、舞台は江戸時代の京都。主人公が主家の家法の名刀を代々守ってきた「守役」という設定で、なまじ腕は立つのでいろんな面倒ごとに巻き込まれる。
ややコミカルタッチだが、毎回色んな「物」にまつわるエピソードが繰り広げられるのが楽しくて読み続けている。最近やっと7巻が出ていたのでいそいそ購入。奥付をみると、ビッグコミックスで年に2年くらいかけて不定期掲載しているようで、このたびめでたく1冊分にまとめられたようだ。このところ私もマンガを昔ほど読まなくなり(いや、単に同じものを繰り返し読んでいるだけか)、特に青年コミックスもほとんど読まないが、この「公家侍秘録」(と幸村誠「ヴィンランド・サガ」)は新刊で買っているなあ。
去年6巻が出たときの記事を読み直したらば、もうそう映像化キャストに悩んでいた。女の風下に置かれても似合う30もつれの、ちょんまげと殺陣がちゃんとサマになる二枚目半くらいの俳優さんはどこかにいないか。
いまふっと思いついたのだが、NHK土曜時代劇「オトコマエ」に出ている副士誠治(1983年生:公式サイト)なんてどうだろう。素顔は今風の青年だけど、ちゃんとてっぺんを剃ったちょんまげが似合う(守武さんだと総髪だけど)。優男すぎず剛直そうなところが似合うんじゃないかな。薫子さんに引きずりまわされる彼が見てみたいのよウフ。
作者の高瀬理恵は寡作な作家で、作品といえばこのシリーズ(あとはスピンオフの斎之介夫婦もの)とあとは、「首斬門人帳」と澤田ふじ子原作の「花篝」くらいしかない。
- 作者: 澤田ふじ子,高瀬理恵
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1999/11
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- 作者: 高瀬理恵
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 1998/08
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私はこのひとの描く女性の結い髪にいつもほれぼれする。おすべらかしだけでなく、高島田とか、切り下げ髪とかいろいろ描き分けている。キャラの年齢や身分を的確に現し、何よりそれぞれの顔立ちに似合っていて、うまいなあと思うのだ。あと、おっさんがちゃんとおっさん顔なところもポイント高し。
※追記
明後日(23日)8巻が出るぅ!
- 作者: 幸村誠
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/09/23
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