豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

 タイタンの戦い(2D)


3Dは当分いいや、という気分だったので普通の2Dで鑑賞。3Dと2Dの上映割合って今どのくらいなんだろう?
どこもかしこも安易に3Dにしないで欲しい。この映画は2Dで十分じゃないかという気がする。
化け物クリーチャーぞろぞろ映画にはあまり食指が動かない私にとって、サム・ワーシントンが出ていなければたぶん観に行くことはなかったと思うのだが、結構スカッと面白く、何より脇役コラボが楽しかったので☆1つ追加。

が、これって少年ジャン○の漫画かーーーーーー!と叫びたくなる妙に熱い映画だった(笑)
友情、努力、勝利の路線に加えて、気まぐれな神が何するものぞという不逞な精神が漲っている。
てっきりギリシア神話に名高い英雄ペルセウスが生贄にされかけた王女アンドロメダを救う話なのね〜と思っていたので、ぬるいラブシーンとかあるのかしらん(それはそれで楽しみだが)とか、ちらりと考えていたのだが、そんなのは邪推でございました。家族を殺された男の復讐と冒険、そこで育まれてゆく友情みたいなのがあくまでメイン。だって、ペルセウスの相手もさくっと変えられていたし。そんな私は漁師ペルセウス@サム・ワーシントンの怒ったときの三白眼になる顔がなぜか好きだ(バレバレですか?)なんつーのか、「アバター」を一緒に見たYさんが「彼(ジェイク)は全てを受け入れる眼をしてるね」と評したが、そのへんの地に足がついた感に惹かれるのかもしれない。
 それにしても、これはギリシア神話系全体の傾向なのか、女をなんだと思ってるのかとムカつくこと度々。神からの求愛をはねつけた女性は不死の呪いをかけられるは蛇の化け物にされるわ、夫が神に刃向かったとして不義の子を孕まされ、挙句子どももろとも海に投げ込まれ…厳しい。




以下、どーでもいいことだが、脇役役者ネタ書付。

1.ペルセウスと共にメデューサ退治に赴くメンズ
・ドラコ
 →ペルセウスに剣の稽古をつけてた古参のおっさん兵。長髪&日焼け&傷だらけで最初わからなかったが、独特のしゃがれ声で思い出した。「カジノロワイヤル」でイカサマトランプやって血の涙流していたLe Chiffreじゃないの!!こういうマッチョな役もやるのだ。意外にかっこよくて驚いた。

・名前がわかんない笛吹き兵士
→最近だと「シャーロック・ホームズ」に出ていたトホホな内務大臣ですな。イギリスのテレビドラマでよく見かける方。皇帝ネロとか「アヴァロンの霧」のモードレッドでみかけた。ちょっと暗めで雰囲気のある俳優さんだけど、名前はうろ覚え。

・初々しい若兵士
→これから人気でそうなハンサムだわ。


2.アルゴスの王妃カシオぺア
→高慢のあまり神々に不敬な暴言を吐き、酷い目に合う。ユリウス家のアティア様(「ローマ」)にぴったりな高ピー王妃。相変わらずすばらしい胸ですわ(服着てるけど)〜


3.ヘルメス神
→ブチ切れるゼウスを宥めるシーンでちらっと登場する。アレクサンダー・シディグ!あれだけか!?


4.メデューサ
→この顔は見たことあるナ〜と思って、後で調べたらやっぱり、ゲランの広告ポスターに出ているモデルさんだった。名前はナタリア・ヴォディアノヴァ。たぶん有名な女性なんだろう。眉と目の間の造作が特徴的で、CGメデューサもあの顔立ち。


5.ハデス
レイフ・ファインズな冥府の王。ス・テ・キ(髪型以外)。オリンポスに押しかけて、ゼウス(リーアム・ニーソン)に対面するシーンで何年ぶりの再会か云々という呼びかけがあるが、そういえば、共演はシンドラーのリスト以来でしょうか。


以上。
毎度オソマツさまでした。