豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

虹の彼方

あなたが行ってしまった日に
あなたを偲んで
あなたと遊んだ街をそぞろ歩きました。

人々が空を見上げ
妙にざわざわしているので
私も思わず振り仰いで
見たものは
青空にかかった逆さの虹。

なんの脈絡もないけれど
懐かしいあなたからの挨拶に思えました。
さながら
遠い遠い虹の彼方から
わたし元気よ
あなたも元気でいてね、と
そんなふうな声が
聞こえてくるような不思議な美しさで。
あなたがいなくて寂しいけれど、
どこかほの明るい
七色の悲しみ。