帝国劇場へ
黄金週間。連休。いかがお過ごしでしたか。
連休中は保育園が休みのため、案の定消耗疲弊の一途をたどっていた私に救いの神が!
親類叔母上からメールで
「帝劇でやってるミュージカルのチケット一枚余ってるから一緒にどう?」
「行く行く行くーーーーー!!」
そんなわけで見てきました。
「1789 バスティーユの恋人たち」
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この日のキャスト
フランス発のミュージカルは初めてです。
以前話題になった同じくフランス発の「ロミオとジュリエット」はCDを持っていてよく聴いていましたが、舞台は未見。この作品も全く予備知識なく観たので、既に宝塚で上演されていたことも知りませんでした。
「ロミジュリ」みたいなポップでダンサブルな楽曲なのかな、と楽しみにしつつ何も聴かずに行きましたが、終わってみるとやはり事前に少しでも曲を耳に入れておくべきだったと後悔しました。
初見でも引っ張り込まれる曲はあるのですが、いくらかでも耳馴染みがあったほうがもっと楽しめた気がします。
ストーリーは時代と国が被るせいか、ベルばらとレミゼを足して4で(?)割ったような印象。
主役のストーブさん、いやロナン(小池徹平)は、よく歌い、よく踊り、よく跳ね回って、イチャイチャしておりました。
はじけ豆みたいで良かった。妖精パック?
オランプちゃん(夢咲ねね)の健気さ、凛々しさが素敵でした。
しかしロナンがオランプに惚れたのが唐突展開と叔母上不満げ。
私思うに、自分を助けるために監獄に来てくれたオランプの男装姿にやられたのでは(帽子を脱いだ瞬間、長い髪がはらっと落ちるのはセクシーでしたよ)。
ベルサイユもの(?)らしく、お貴族様方の衣装が豪華でよかった。特にマリー・アントワネット様(花總まり)の登場シーンの華やかさ。彼女は宝塚版ファントムで観て以来ですが、声が前より出ていて驚きました。姫オーラ半端なく、すっと腕を伸ばす仕草、肩をくいっと回して背を向ける姿の堂々たること感服いたしました。これならエリザベートも見てみたい。
その他ハンサムキャストは多くいましたが、しばらく東宝ミュージカルから遠ざかっている間に初めて見る方ばかりで歳月を感じたり。
お久しぶりの方では期待通りのアルトワ伯(吉野圭吾)の銀色の孔雀みたいな怪しさと滑稽戦術(なぜか催眠術)炸裂と、そのアルトワ伯の手下で秘密警察の三馬鹿大将(坂元健児)の巧者っぷりにやられました。もうね、この二人大好きですワタシ。
「ダンス・オブ・ヴァンパイア」でも声量と迫力(胸!)に度肝を抜かれたソニンは、ここでもソロは独断場。あと、サディスティックなラバーコートがお似合いの岡さん(岡幸二郎)の役がレミゼのジャベールかっ!というのは狙ってるんですよねきっと。
叔母上(と、仕事でキャンセルしてくれたお友達)に感謝な1日でした。
幕間
叔母上「ねえ、8月にここで上演するやつね、私が子どものころに連載していた細川知栄子ってひとの漫画で…」
ワタシ「ああ、そうみたいだね~」
叔母上、それまだ連載続いてるから。
ワタシ読んでるから、っていうか舞台チケットとる気満々だから。
ーーーーーなんてことは口が裂けても言いません。
当日は行かせなきゃ●×▽★とオットに凄み交渉し、子守りも何とか確保。
そう、孤軍共働き我が家にとって、子守り問題は大きい。
帝劇には上野の美術館のような託児サービスがなく、周辺にもそれらしき施設はなさそうでした。
いや、あることはあるのですが(某帝○ホテル内)、セレブなお値段に腰が引けるわあ。
王家ミュージカルの時はどうすれば…やはり平日狙いか。。。
…隠れオタク趣味を持つ身には悩ましい。
正面入り口に例のポスター発見。
— hillofbeans (@dreamynov9) 2016年5月5日
ロビーにも大きな展示がありました。
叔母上がパンフレットを買いに並んでいる間に、慌てて撮ったのでブレておりますが。
なんだかこのパネルを見ていると、この空間で、あの世界が再現されるのかと思うと夢のような気がしました。