豆の山

クールなハゲと美女愛好家。家事育児パートに疲弊しつつ時の過ぎゆくままなる日々雑感をだらだら書いています。ナナメな王家ファン。

雑感6

前回の「麗しのフォンテーヌ城」あらすじUPから二ヶ月も間が開いてしまった。めでたく二巻めに突入したことであるし、この先はさくさく更新したい(と思う)
さて今回はジュリオが美少女遠島接待ツアーに放り出されている間、朝子の存在を断固認めない王妃の存在感がいよいよ大きくなり、朝子との女の対決も盛り上がってきた。といっても、朝子の迫力負けは歴然。ジュリオの乳母のマヤは断然朝子派らしいのだが、はっきりいって「優しい」だけであまり朝子の力にはなりそうもないし。
なんといっても、このへんは敵役である王妃の強面で狡猾な国母サマっぷりが面白い。レナンドにやっちまいなとそそのかして微笑むシーンが凄絶でステキだったわい。ヒッタイト王妃が一時この路線に傾きかけたが、今やバカ息子と夫に唯々諾々と従う影薄い人になってしまったのを思い出すにつけ私は残念でならない。そういえば乳母と言えばムーラがいたな。最近、何してるんでしょう?アリも乳母だが、あの世界の乳母は主君の嘆きに油を注ぐだけだよな。
それはさておき、オーストリイ王妃が夢見る息子を鞭打つ厳しい言葉の数々は(階級的自尊心と表裏一体になっている差別意識はいったん脇において)、いちいちご尤もなのだが、純愛に身を焼く糠息子には馬耳東風。恋するオリビア姫には何の落ち度もないだけに、「ボクは怪我人なのに朝子はなんで会いに来てくれないんだ!」とか言い出すジュリオ坊ちゃんに、またしても私はハゲしく萎えるのだった。