2017年6月号月刊プリンセス連載分雑感
- 出版社/メーカー: 秋田書店
- 発売日: 2017/05/02
- メディア: 雑誌
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【今月のネタバレあらすじ】
イズミル王子はヒッタイト王城に帰還し、母王妃はじめ臣下一同は歓喜に沸く。ほどなく黒海沿岸でトラキア軍と対峙していたヒッタイト王も帰城し、イズミル王子に改めてタミュリス王女を妃に娶れば万事うまく納まると満足気。再びトラキア王に会うべく、黒海沿岸へ共に来るように命じる。イズミル王子は自分の言葉に全く耳を貸そうとしない父王に憤りつつ、戦を避けるべく後に続く。
その頃、エジプトではキャロルの意識は戻らず、メンフィスはじめ民の快癒の祈りが続いていた。神の娘重態の噂は諸国へ流れていく。
以下、7月号へ続く。
【今月のお言葉】
原作を愛する王族の方たちが劇場に足を運んでくださり、「メンフィスがいた!」「ミュージカルにしてくれてありがとうございます」といった言葉をたくさんもらいました。(略)何より細川先生に「あなたはメンフィスよ」という言葉をいただけたこと、「王族を名乗っていいですか」とうかがったら「当たり前じゃない、メンフィスなんだから」と言っていただけたことが嬉しかったです。
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【雑感など】
メンフィス役の浦井さん曰く、現在進行している原作の中にいるメンフィスも匂わせられるように再演に当たって原作を読み込み、姫誌も買って読んでいるそうです(笑)今月号ではファラオの恒例湯あみシーンと意識不明キャロルを案じる悲壮かつ美麗シーンが後半メインで、エジプトの見苦しいもの(ネバとか)は出ておりませぬゆえ、良かった。の。か?
父王に啖呵切って出奔したイズミル王子が、のうのうと帰還して母王妃と臣下から大歓迎され、父王に面と向かって吐いたセリフが「このたびの起こりは父上が独断でなされたわたくしの婚儀!戦の危機を孕むおろかなる事件に発展いたしました。わたくしの知らぬこととはいえ…タミュリス姫にはまことに申し訳なく いつかは会って詫びねばならぬと思っておりましたが…」
なんたるド直球ポエマーか。王子脳ではこの事態でタミュリスに詫びて済むと思っているらしい。
当然の如く、父王は「詫びる必要なし タミュリスを嫁にもらえ わははははトラキア王に会うぞーーーついてこいーーー」ととんぼ返り。
イズミル王子がタミュリスと結婚しなくて済む方法をつらつら考えてみるに
- 会談に向かう途中ヒッタイト王が死ぬ
- トラキア王が(同上)
- タミュリスが(同上)
- タミュリスがイズミル王子に愛想をつかす
- タミュリスがイズミル王子の想いを汲んで、結婚を諦める
- ヒッタイト王がトラキア王の態度に我慢できず同盟も息子の婚約も破棄決定
- トラキア国内で異変が起こり、トラキア軍が引かざるを得なくなる
- 異民族(キンメリア人とかアマゾンとか何でも)が乱入し両軍ひかざるをえなくなって有耶無耶
くらいしか思いつかないのですが、こんな棚ボタみたいなトホホ展開の他に妙案がございますか王子。
とか、ぶつぶつ言っておりますが、先日帝国劇場にて偶然細川先生姉妹をお見かけして、思わず駆け寄り、ドキドキしながら「今月号読みました!続きを楽しみにしています!!」と伝えて、お二人に握手していただいたワタシ。。。。先生方、本当にチャーミングで、お会いできて夢のようでした。